産地直売

相模の鮎

身が締まり美しく高品質

厚木あゆ種苗センター(厚木市)

2018年8月2日 神奈川新聞掲載


代表理事会長の山口さん

 夏の川魚の代表、アユ。相模川のアユは、江戸時代、幕府献上品に使われていたほどの特産品。秋に川で生まれた稚魚は、川を下って相模湾へ向かい、湾内で冬を過ごした後、春に再び川をさかのぼる。

相模の鮎

 県内水面漁業協同組合連合会では、2月末から3月に湾内でくみ上げた稚魚を中心に養殖・放流している。同連合会が厚木市の「厚木あゆ種苗センター」などで育てた「相模の鮎(あゆ)」は、身が締まって美しく高品質なことから、昨年10月「かながわブランド」に登録された。代表理事会長の山口芳郎さん(77)は「ぜひアユのおいしさを知ってほしい」と薦める。

 同センターでは、飲めるほど良質で水温が安定した中津川の伏流水を使ってアユを養殖している。

職員の田辺さん

 自然のアユは、海ではプランクトン、遡上後は川底の石に生えたコケを食べるが、同センターでは魚粉などが原料の人工飼料を1日に3回、水槽のアユの量を計算して与えている。職員の田辺智之さん(30)=同左=は、「日々の観察が大事。エサの食いつきなどを見て体調管理に気をつけている」と話す。病気のほかに「停電が困る」と言う田辺さん。アユはきれいな水はもちろん、ほかの魚よりたくさんの酸素が必要だからだ。台風や地震などで水中に酸素を取り込む水車や注水設備が止まると、アユは1時間ほどで死んでしまうという。

甘露煮

 日々大切に育てられるアユは、1月に1グラムほどだった稚魚が今では体長20センチ、80~90グラムほどに成長。ちょうど塩焼きに適した大きさだという。2日ほど絶食させ、おなかの中がきれいになった状態で出荷する。同センターでは、活魚や鮮魚のほか、冷凍や甘露煮、珍しいひらきなどの加工品も販売する。

アユのひらき

★お薦め品
◇活魚、鮮魚 1匹 200円(取り扱いは10月14日まで)
◇冷凍アユ 1匹 150円~
◇甘露煮 2匹入り 800円~
◇ひらき 2枚入り 600円~
※サイズなどにより異なる。


ひらき

ここで買える

厚木あゆ種苗センター
☆厚木市三田1928。電話046(281)7852。午前10時~午後4時。無休。

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。

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