テーマ特集

”文明開化”を味わう⑥

人気は英国ルーツの山型食パン

ウチキパン(横浜市中区)

2018年9月29日 神奈川新聞掲載

 明治改元から150年。開港の地・横浜で生まれ育った“文明開化の味”をはじめ、明治期に建てられた施設や創業の店などを紹介します。当時に思いをはせながら、ゆったり味わってみてはいかがでしょうか。(6/6)



【ウチキパン】創業130年のパン店

 明治21(1888)年創業の老舗パン店。当時、山下町に英国人が多く居留していたことから生まれた、山型食パン「イングランド」が今も人気だ。

 山手にあったビール醸造所のホップを使った製法を英国人から学び、山型食パンを作ったのが始めだった。130年たった今も、約4日をかけてホップ種を作り、約15時間かけて発酵させる製法は変わらず、創業時からの伝統を守り続けている。



 変わらない味を求めて元町まで通う人も多い。「無くなると買いに来ている。これじゃないとだめなんです」と横浜市在住の70代の主婦は、ほほ笑みながらパンを手に取った。

 5代目で工場長の打木豊さん(46)は、「長時間発酵させると、きめ細かい生地が出来上がる。手間暇はかかるが、新しいパンとともに今後も作っていけたら」と笑顔で話した。

味わいました

外さっくり、中もっちり
 
 食感は、外はさっくり、中はもっちり。こんがりと焼き色のついた山型に、ホップの香ばしい香りが癖になりそう。(美)



ウチキパン
住所 横浜市中区元町1の50
アクセス みなとみらい線元町・中華街駅徒歩1分
電話 045(641)1161
営業時間 午前9時~午後7時
定休日 月曜休み(祝日の場合は火曜)
公式HP http://www.uchikipan.com/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。

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