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産地直売 下中たまねぎ
海風もおいしい「肥料」

  • 2016年6月16日 神奈川新聞掲載

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収穫したばかりの「下中たまねぎ」を手にする石塚さん
収穫したばかりの「下中たまねぎ」を手にする石塚さん

 山道を上り、木々の間の脇道を入るとタマネギ畑が広がっていた。同園代表の石塚明さん(42)が「暖冬のせいか、大きく育ちました」という通り、収穫したばかりの大きなタマネギが並んでいる。共同耕作している畑で話を聞いた。


収穫したばかりの「下中たまねぎ」
収穫したばかりの「下中たまねぎ」

 農園のある小田原市上町(かのまち)周辺は下中(しもなか)地区と呼ばれ、戦前からのタマネギ産地だ。現在も同地区全体で、「下中たまねぎ」を年間約600トン出荷している。水はけがよい土壌に、地域の畜産農家からの牛ふん堆肥をふんだんに投入。昼夜の寒暖差で養分を蓄え、甘いタマネギになる。畑からは海が望めるが、海風に含まれるミネラルもタマネギをおいしくするという。「恵まれた環境だと思います」と石塚さん。「下中たまねぎ」を全国ブランドにしようと、増産やPR活動に忙しく充実した毎日だ。

 石塚さんは、隣接する同市前川のかんきつ農家の5代目だ。会社員だったが、2001年に父親の体調不良を機に就農した。かんきつ類も生産しているが、下中地区の青年部に入ったことで、「下中たまねぎ」も生産するようになった。


収穫した「下中たまねぎ」はコンテナに入れ、まとめてフォークリフトで運搬する
収穫した「下中たまねぎ」はコンテナに入れ、まとめてフォークリフトで運搬する

 タマネギは9月に種をまき、11月に定植、翌年5月に収穫する。とれたては柔らかく生食に適しているが、6月からは焼いて引き立つ熟成した甘みが楽しめる。「バーベキューで試してみて」と石塚さん。皮をむいて丸ごと縦に切り込みを入れたタマネギをアルミ箔(はく)に包み、直接炭火に入れるという。

 取材時(5月)にもらったタマネギでスープを作った。果物のような甘みと食感に驚いた。このおいしさが徐々に知られるようになり、発売するとすぐに完売するようになった。「生産が追いつかなくて」と、石塚さんはうれしい悲鳴を上げている。

★お薦め品

◇特大下中たまねぎ

 4.5キロ1200円、9キロ1700円(いずれも送料込み)

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。


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