名店めぐり
中国東北部の郷土料理
もちっとした食感の水餃子
- 2016年9月29日 神奈川新聞掲載

中国東北部の郷土料理「水餃子(すいぎょうざ)」が名物だ。厚めの皮はもちっとした食感で、豚肉やキャベツ、タマネギ、ショウガなどで作ったあんがたっぷり入っている。“秘伝”の下味がしっかり付いているので、そのまま食べても十分おいしい。好みで酢を付けると、さっぱり食べられる。

店主の鈴木ゆりさんの祖父は、旧満州(現・中国東北部)の南満州鉄道の駅長だった。店名は務めた駅名から付けた。同店の水餃子のレシピは、そのころ、祖母が現地の家政婦から教わったものだという。以来、家庭の味として親しんできた。「その家政婦さんは戦後まで、祖父母に大変よく尽くしてくれたと聞きました。大切な家族の一員だったと。そのため、水餃子は家族の幸せの味であり、人との絆の味と教わりました」と鈴木さんは語る。
大切に受け継がれてきた水餃子は、心にじんわりと染みわたる味わいだ。


本格水餃子専門 瓦奉店
住所 | 川崎市中原区新丸子町691の1、鈴八ビル1階 |
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アクセス | 東急東横線新丸子駅徒歩2分
|
電話 | 044(711)8948 |
営業時間 | 午前11時半~午後2時(火・金曜は正午から)、同5時~8時半L.O. |
定休日 | 月曜と第3火曜休み |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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