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産地直売 マコモタケ
シャキシャキ中華の高級食材

  • 2016年9月29日 神奈川新聞掲載

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収穫風景
収穫風景

 アジアの温帯や亜熱帯を原産とするイネ科の農産物「マコモタケ」。水田で栽培し、秋の収穫時には草丈が稲の2・5倍に当たる2メートル以上の高さに成長する。その根元の茎部分の、肥大化した部分を食べる。大きいもので直径約4センチ、長さ25センチほどもあり、外皮をむいた、真っ白な部分を食べる。中華料理の高級食材として使われるが、国内では中国や台湾からの輸入品がほとんどだ。


外皮をむいた、マコモタケ。中華料理などに使うほか、生でもスライスしてサラダにして食べられるという
外皮をむいた、マコモタケ。中華料理などに使うほか、生でもスライスしてサラダにして食べられるという

 新鮮なマコモタケは、タケノコとアスパラガスの中間の歯ざわりで、ほのかな甘みとシャキシャキとした食感が味わえる。「秋のタケノコと思ってもらえれば。くせがなく、中華はもちろん、サラダや酢の物、天ぷらなどの和食、そして洋食にと、いろいろ楽しめます」と西方安雄さん(63)。


マコモタケの水田。収穫期には草丈が2.5メートルほどに成長する
マコモタケの水田。収穫期には草丈が2.5メートルほどに成長する

 大磯町では、農家の高齢化や後継者不足から耕作放棄地が増えていた。そんな中、田を活用した新たな町の特産品作りはできないかと模索していたところ、マコモタケにたどり着いた。株分けしてもらったマコモタケを入手し、同町は2013年から試験栽培を始めた。出来は良く、町内の飲食店に配布したところ評判も上々。本格的に栽培しようと、3代続く農家の西方さんに協力を依頼した。

 西方さんは14年から、小磯地区の約900平方メートルの水田で約4種類のマコモタケを栽培している。イネ科の植物のため、苗を育て、田植えをするのは米作と同じ要領という。草取りはすべて手作業で、オリジナルの熊手で行っている。


マコモタケを手にする西方さん
マコモタケを手にする西方さん

 出荷は9月中旬ごろから11月上旬ごろまで。現在は地元店舗などで販売しているが、JAを通じた市場出荷も予定されており、販路を拡大していきたいという。今後は、マコモタケを栽培したいという若手農業者へ技術的なアドバイスをするなど、「若い人が農業を継続していくためのサポートをしていきたい」と話していた。

★お薦め品

◇マコモタケ1本(約300グラム)250円~

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。


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