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産地直売 のらぼう菜
菅地区の春の伝統野菜

  • 2017年3月9日 神奈川新聞掲載

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収穫を行う高橋さん
収穫を行う高橋さん

 川崎市多摩区菅地区の周辺住民が、毎年2月下旬~4月下旬の収穫時期を心待ちにしている“春の味”がある。「のらぼう菜」だ。

 約800年前から同地区に伝わるアブラナ科の野菜で、江戸時代の天明・天保の大飢饉(だいききん)を救った伝説も残っている。近年の都市化で、生産者の自家消費用の野菜として、ほそぼそと受け継がれてきた。

 園主の高橋孝次さん(85)は「郷土が誇る伝統野菜を後世にしっかり残し、広めていきたい」と長年、のらぼう菜の生産・普及に努めている。2001年には約20軒の生産者と「菅のらぼう保存会」を発足。会長として、地元の小中高生や大学生に、のらぼう菜の歴史や栽培方法などを教える出前授業を行うなど、認知度向上や消費拡大に取り組んでいる。その功績などが認められ、15年に日本特産農産物協会が認定する「地域特産物マイスター」にも選ばれた。


のらぼう菜
のらぼう菜

 のらぼう菜の見た目は、菜の花によく似ている。とう立ちした花茎を切り取り、ゆでても、炒めてもおいしい万能野菜だ。ビタミンや鉄分、食物繊維が豊富で、加熱した後の鮮やかな緑色が食卓に華を添える。

 調理法は持ち味が分かる「おひたし」が一押し。常連客の60代男性は「高橋さんが作るのらぼう菜は格別。苦みがなく、茎が甘くて柔らかい。生のままで、マヨネーズを付けて食べてもおいしい」と絶賛していた。

 自宅の庭先で1束200円で直売している。電話予約も受け付けている。のらぼう菜の歴史資料や、江戸時代の精米道具などを展示している「菅郷土資料館」も併設。高橋さんは「入館無料なので、買い物がてら自由に見学してください。のらぼう菜を少しでも知ってもらえる機会になったらうれしいです」と来館を呼び掛けている。


菅郷土資料館
菅郷土資料館

菅郷土資料館の外観
菅郷土資料館の外観

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


松本農園

住所 川崎市多摩区菅野戸呂14の33
アクセス JR稲田堤駅徒歩10分
営業時間 午前10時~午後3時(売り切れ次第終了)
定休日 不定休

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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