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産地直売 トマト
ロックウール栽培30年

  • 2017年5月11日 神奈川新聞掲載

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吉原園芸の慶太さん
吉原園芸の慶太さん

 緑豊かな田園風景が今も残る横浜市戸塚区東俣野町地区。同地で代々農家を営む吉原園芸では、米やイチゴ、牧草のほか、2300平方メートルのハウスに約5千本のトマトを栽培している。4年前に就農した吉原慶太さん(25)は、父・康幸さん(57)とともに、日々トマト作りに励んでいる。


トマト「フルティカ」
トマト「フルティカ」

 扱うトマトは、甘みが強くジューシーな中玉のフルーツトマト「フルティカ」と、甘みと酸味のバランスがとれた大玉の「桃太郎ピース」の2品種。「ハウス栽培でじっくり育てた春から初夏にかけてのトマトは栄養が豊富な上、一年のうちで一番甘みが強く人気があります」と慶太さん。

 祖父の代から始まったトマト作り。ハウス内で土耕栽培を続けていたが、オランダから伝わってきた「ロックウール栽培」に切り替え30余年がたつ。土の代わりに「ロックウール」という人工繊維を使い、チューブで水や液体肥料を注入する方法。水の管理がしやすく、虫の発生が抑えられるなどメリットは多いが、「すべてが初めてのこと。最初の10年は試行錯誤の繰り返しで、大変でした」と康幸さんは振り返る。


ロックウールを使った養液栽培の様子
ロックウールを使った養液栽培の様子

 長期どり栽培が可能となり、現在、収穫量は年間30トンほど。8月の植え付けから最後の収穫となる翌年7月中旬までに、トマトの茎は7メートル以上に成長し、約10カ月の間に繰り返し収穫を行う。慶太さんは「葉が茂り過ぎて風通しが悪くなると、病気も出やすく量も落ちる。常にトマトの状態を細かくチェックすることがおいしいトマトを作るこつ」と話す。

 4年前から自宅の敷地内で兄・翔太さん(27)と直売を始めた。うま味のある実の引き締まったトマトは評判を呼び、市外や都内から通う常連もいる。「毎年同じように育てても、同じ味のトマトができるとは限りません」。野菜の中でも手間が掛かる上、栽培が難しいと言われるトマト。「とても奥が深く、作りがいがある」と、慶太さんは熱意を見せる。

★お薦め品

◇トマト

「フルティカ」

 1袋300グラム300円

「桃太郎ピース」

 1袋600~650グラム400円


※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


吉原園芸

住所 横浜市戸塚区東俣野町785
アクセス 戸塚駅からバスで諏訪神社前下車7分
電話 080(2016)4949
営業時間 午後1時半~4時
定休日 11~7月の毎週火・木・土曜

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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