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産地直売 完熟トマト
新しい食べ方を提案

  • 2017年5月25日 神奈川新聞掲載

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園主の新堀さん
園主の新堀さん

 直売所の営業日には、オープン前から長蛇の列ができる。旬の野菜がずらりと並ぶ中でも買い物客のお目当ては、8代目園主の新堀智史さん(26)が育てた完熟トマトだ。


しんぼりファームの大玉トマト「ハウス桃太郎」
しんぼりファームの大玉トマト「ハウス桃太郎」

 爽やかな香りと、すっきりとした甘み。皮が薄くて食べやすいことから、子どもや高齢者にもファンが多い。この人気ぶりに新堀さんは「実はトマトが苦手で、自分がおいしいと思えるものを追求したら、お客さんに喜んでもらえるようになった」とはにかむ。

 2015年にトマトの長期収穫を目的に、露地からハウス栽培に切り替えた。土の代わりに、岩石を溶かしてスポンジ状に固めた「ロックウール」という培地を使った水耕栽培を採用。1本の樹を伸ばし続け、毎年10月から7月までの連続収穫を可能にした。現在、大玉トマト「ハウス桃太郎」(約600グラム250円)と、中玉トマト「フルティカ」(約300グラム250円)の2種類を生産している。


土の代わりに、岩石を溶かしてスポンジ状に固めた「ロックウール」
土の代わりに、岩石を溶かしてスポンジ状に固めた「ロックウール」

 生産性が向上し、市場開拓にも乗り出した。「甘いトマトはイチゴのように、菓子と相性がいいと思っていた」という新堀さんは、地元の老舗和菓子店「新岩城菓子舗」に、トマトを使った和菓子の開発を依頼。完成したのは「フルティカ」を、ぎゅうひと白あんで丸ごと包んだ「とまと大福」(300円)。


しんぼりファームの中玉トマト「フルティカ」を使用
しんぼりファームの中玉トマト「フルティカ」を使用

 大福はずっしりと重い。甘くてジューシーな果汁が口の中いっぱいにあふれ出す。柔らかいぎゅうひと、白あんの上品な甘みが、トマトのうま味を引き立てている。大福の上にへたを載せ、本物のトマトに見立てた姿形もかわいらしい。同菓子店で、7月中旬まで販売する予定だ。

 新堀さんは「トマトの新しい食べ方の提案や、販路拡大に努めていきたい」と言葉に力を込める。


しんぼりファームのトマト
しんぼりファームのトマト

★とまと大福売ってます

新岩城菓子舗 川崎市幸区南幸町1の1。午前8時~午後8時。月2日不定休(店に確認)。TEL044(522)2721


新岩城菓子舗のとまと大福
新岩城菓子舗のとまと大福

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


しんぼりファーム

住所 川崎市幸区南加瀬5の34の10
アクセス 東急東横線綱島駅からバスで樋橋(といばし)下車1分
電話 044(588)2806
営業時間 毎週火・土曜午後2~5時(無くなり次第終了)

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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