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産地直売 アオリイカ
肉厚で甘く刺身に最適

  • 2017年6月1日 神奈川新聞掲載

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宮木丸の宮木さん
宮木丸の宮木さん

 葉山町の真名瀬(しんなせ)漁港から、小型漁船で1分ほどの沖合。宮木(みやき)丸を携える漁師、宮木恭一さん(68)が定置網をたぐり寄せると、悠然と泳ぐアオリイカの群れが姿を見せ始めた。ここ葉山では、イカの王様と呼ばれるアオリイカの漁が最盛期を迎えている。

 漁は、あらかじめ仕掛けた網に、アオリイカを誘導して捕獲する小型定置網漁。進路をさえぎられたイカが、網の誘導路に促されて1カ所に集まったところを仕留める。追い込まれたイカをタモ網ですくい上げると、墨混じりの海水を音を立てて激しく噴射する。体の表面が赤黒く見えるのは興奮している証拠なのだという。


アオリイカ
アオリイカ

 アオリイカは、春から夏にかけて、沿岸の藻場(もば)を目指し産卵にやって来る。宮木さんは、4月下旬に網を設置し6月下旬まで、1日平均20~30キロを捕る。このあたりは、沿岸域に生息するアオリイカの中でも大型のものが多く、大きいもので50センチ以上、重さ3キロぐらいまで成長する。「磯の多い葉山沖は特にいい漁場なんだ」と宮木さん。

 高級食材で値も張ることから大型のものは逗子市内の水産会社に卸し、小型のものを選んで毎週日曜に開催する葉山マーケットで直売。手ごろな価格もあり、品が並ぶと瞬く間に売り切れてしまう日が続く。

 「肉厚で甘味があるアオリイカは刺し身に最適。さばいてから一度凍結して解凍すると、さらに甘味が増しますよ」と妻の昭子さん(70)は薦める。

 宮木さんは東京都大田区出身。若いころ和食の料理人だった。毎年夏に訪れる葉山に魅了され、夫妻で移り住み、当初は釣り船の船頭をして生計を立てていた。36歳で、船を購入し、漁師に。アオリイカ漁のほか、一年を通してワカメ、ヒジキ、サザエ、伊勢エビ漁などに精を出し、体も気も休まる日は少ない。

 仲の良い夫婦の話題に触れると照れた表情を見せる宮木さん。「南風が吹いた次の日はアオリイカがたくさん捕れるんだよね」。漁の話に戻ると、この日一番の笑顔を見せた。

★お薦め品

◇アオリイカ1杯(400グラム~1キロ)

 千円~2500円

ここで買える

葉山マーケット日曜朝市

葉山漁協会館前=葉山町堀内50の20。JR逗子駅・京急線新逗子駅からバスで鐙摺下車1分。毎週日曜午前8時半~。

※漁獲量により直売されない日もある。


葉山マーケットでは新鮮な魚介類が人気
葉山マーケットでは新鮮な魚介類が人気

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


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