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産地直売 メロン
毎年500個の限定生産も

  • 2017年7月20日 神奈川新聞掲載

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丸次農園代表の木村治夫さん(左)、息子の研二さん
丸次農園代表の木村治夫さん(左)、息子の研二さん

 三浦半島の夏の味覚、メロンの出荷が最盛期を迎えている。三浦市南下浦町で江戸時代から続く農家、木村治夫さん(59)は3種類のメロンを栽培。果肉がうす緑色(緑肉)のネットメロンを「サマードリーム」、赤肉を「サマールージュ」、緑肉で黄色い皮の最新種を「サマードリームゴールド」と名付け、直売を中心に販売している。


サマードリームゴールドを収穫する木村さん親子
サマードリームゴールドを収穫する木村さん親子

 中でも毎年限定500個しか生産しないサマードリームゴールドは、2014年の販売開始から徐々に評判が広がり、今では予約が殺到する人気のメロン。上品な甘さとコクが特徴だ。

 メロンは約80アールの畑で、有機肥料を微生物によって発酵させた「ぼかし肥料」を使い、ビニールで作物を覆う「トンネル栽培」で育てる。トンネル内は温度の変化が激しいため、天気を見極め適切な換気を行わないと高温障害を起こし、着果不良などが起きる。常に気を配る手間の多さからメロン栽培を敬遠する農家も増えてきた。「子どものころから本当に(メロンが)好きだった。だから続けられるんです」と木村さんは笑う。

 販売に際しては、市場や農協への出荷に頼らず、農園やインターネットを通じた直売を中心に独自に取引先を開拓してきた。直売を貫くのには理由がある。農業高校時代、自宅の畑でメロンを栽培した。自信作だったにもかかわらず市場での安値にショックを受け、いっそ手売りをしてみようと横須賀の住宅地へ向かった。一人一人手渡しで購入客の喜ぶ顔を見ながらの販売は「この路線で間違いない」と揺るぎない確信に変わった。


サマードリームゴールドを運ぶ、研二さん
サマードリームゴールドを運ぶ、研二さん

 現在はメロンの安定した品質の良さから、有名スーパーや大手ホテル、宅配や直売で固定客を確保しているが、客の高齢化も進み「安心なんてできないですよ」と木村さん。

 そんな中、丸次農園に追い風が吹く。5月から木村さんの二女の夫、上田研二さんが新たに担い手として加わった。自動車メーカーで社会人経験を積んだ研二さんは30歳。「覚えも早く、頼もしい。SNSの活用など未来は明るいです」と木村さんはうれしそうに話した。


サマードリームゴールド
サマードリームゴールド

★お薦め品

◇サマードリームゴールド 1個2千円~(品切れの場合あり)

◇サマードリーム 1個1200円~

◇サマールージュ 1個1300円~


人懐っこい、看板猫のトラキチ
人懐っこい、看板猫のトラキチ

作業所入り口にある看板
作業所入り口にある看板

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。


丸次農園

アクセス 京急線三浦海岸駅からバスで大乗下車3分
電話 046(881)6625

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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