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産地直売 ナシ
魅力を最大限に引き出したい

  • 2017年8月10日 神奈川新聞掲載

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伊賀果樹園園主の小菅さん
伊賀果樹園園主の小菅さん

 「一番おいしい、もぎたてを味わってもらいたいから」-。たわわに実った果実を手に、園主の小菅伊光(いこう)さん(68)はほほ笑む。横浜市泉区下飯田の緑豊かな土地で、先代から70年にわたり「伊賀果樹園」を営む。180アールという広大な敷地でモモ、ナシ、ブドウ、カキなど果樹全般を手掛け、毎年7月下旬から12月まで、築160年の母屋の土間で旬の果物を直売している。モモを扱う直売所は市内でも珍しく、「浅間白桃」「嶺鳳(れいほう)」「川中島白桃」など品種もさまざま。完熟の味を求め、朝早くから列ができ、午前中には売り切れる日もあるほどの人気ぶりだ。


桃

 もともとは野菜を栽培する農家だった。「祖父はキュウリの『相模半白(はんじろ)』の指導者として県内の農家を回っていました」。父親が1941(昭和16)年に庭に5本のナシの木「長十郎」を植えたのが、果樹を始めるきっかけになったという。「果樹園名は父の名に由来しますが、父は伊賀と書いて『ただよし』と読みました」。モモやナシの栽培は地域の先駆けだった。


梨

 毎日の農作業は早朝5時過ぎに始まる。最盛期を迎える夏から秋にかけては、翌日に販売する果実の選別で夜までかかることもある。「手塩にかけただけ、おいしくなる」と小菅さん。5年前から、長女の坂田伊代子さん(35)と夫の知哉さん(35)が栽培に加わった。ブドウの「デラウェア」「サマーブラック」「シャインマスカット」「サニールージュ」は長女夫婦が担当し、直売も手伝う。2人はお客さんからの「甘くておいしかった」といった生の声が励みになると話す。今年から、ナシ畑の一部を任され、剪定(せんてい)作業を行った。「それぞれの果物が持つ魅力を最大限に引き出したい」と3人は目を輝かせる。


デラウェア
デラウェア

 人気のモモは「あきぞら」「かなえ」が中旬ごろまで。ブドウは「デラウェア」「サマーブラック」を筆頭に、10日ごろから「竜宝」、15日ごろから「巨峰」「サニールージュ」などが出始める。ナシ「幸水」は中旬、下旬に「豊水」と、収穫時期に合わせ完熟品が順次並ぶ。「ナシは梅雨に雨が少なかったため実は小ぶりですが、甘さは十分」と太鼓判を押す。11月に入ると柿の「富有」と続く。「毎年楽しみにしているお客さんがいる限り、おいしい果樹を作り続けたい」と意欲はつきない。


シャインマスカット
シャインマスカット

★お薦め品

◇モモ1パック 1.2キロ千円前後~

◇「浜なし」(横浜のブランド農産物)

1キロ850円~

◇「浜ぶどう」(同) 1キロ950円~

 

※いずれも品種は時季で異なる。


手作りの収穫予定表には分かりやすく写真付きで品種別の収穫時期が記されている
手作りの収穫予定表には分かりやすく写真付きで品種別の収穫時期が記されている

直売入り口
直売入り口

伊賀果樹園

住所 横浜市泉区下飯田町1373
アクセス 横浜市営地下鉄下飯田駅徒歩8分、相鉄線ゆめが丘駅徒歩8分
電話 045(802)3015
定休日 12月末まで無休(予定)
公式HP http://igakajuen.p2.weblife.me/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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