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産地直売 落花生
塩ゆでのうまさが格別

  • 2017年8月24日 神奈川新聞掲載

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生落花生農家の内野さん
生落花生農家の内野さん

 山や川、田畑など豊かな自然に囲まれた平塚市北西部の岡崎地区で代々農家を営む内野重仁さん(56)。約2万4千平方メートルの農地で、米やサトイモ、ブロッコリーなど、少量多品種の農作物栽培に日々奮闘している。

 この地区は、1980年代ごろから水田の転作作物としてラッカセイ(落花生)を栽培する農家が多く、内野さんもその一人。ラッカセイといえば県内では秦野が有名だが、同地区も年間約10トンの出荷量を誇る県内屈指の生産地。エダマメの出荷を終えたこの時期、つまみの後継となるラッカセイは直売所の人気商品の一つになっている。


生落花生の土地
生落花生の土地

 内野さんが手掛けるのは、「郷(さと)の香」と「ナカテユタカ」の2種。「郷の香」は、ゆで豆用の早生(わせ)品種で甘栗のようなやさしい甘さが特徴。「ナカテユタカ」は「郷の香」より少し大きめの粒であっさりとした甘みがある。「外観は白く、艶のよいものを選ぶとよいです。買ったらすぐに塩ゆでして食べるのが格別においしいですよ」と内野さんは話す。

 今年は4月下旬ごろに種まきを行った。前作の田んぼに24センチの間隔で1粒ずつまき、保温や害虫予防のために透明ビニールと不織布をかけ、苗になるまで育てる。膝上ぐらいの草丈になると、やがて小さな黄色い花が咲く。開花後の花のもとから地面に向かって伸びるつる(子房柄(しぼうへい))が土に刺さり、地中にサヤ(実)を付けることから、「落花生」の名が付いたといわれる。

 「1株に20~30の実がなります」。葉の成長度合いを確認しつつ、試し掘りしてから収穫し、実を一つ一つもいで良品を選別。洗って泥を落とし、乾かして出荷する。

 昨年から新品種の“黒い落花生”の栽培にも取り組んでいる。「今年はまだ出荷できませんが、珍しい品種を出荷することでラッカセイ市場を広げていきたい」と意欲は尽きない。 

おいしい食べ方

 殻付きで売られている商品の多くは乾燥させたラッカセイを煎(い)ったもの。生ラッカセイはゆでて食べる。「ゆで時間は20~25分で、ゆでこぼさないように。沸騰した湯が冷めるまでそのままにしておくと、粒に塩水がより浸透します。つまみはもちろん、炊き込みご飯にして食べてもおいしいですよ」と内野さん。


ラッカセイ「郷の香」「ナカテユタカ」いずれも1袋300グラム300円~。※販売は9月中旬まで
ラッカセイ「郷の香」「ナカテユタカ」いずれも1袋300グラム300円~。※販売は9月中旬まで

ここで買える

JA湘南 岡崎直売クラブ

 平塚市岡崎3488、岡崎支所併設。JR平塚駅北口からバスで岡崎農協前下車すぐ。駐車場あり。月・水・金曜午前9時~11時半。祝日休み。電話0463(58)5011。

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


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