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産地直売 アロエ
神奈川で唯一の専業農家

  • 2017年9月28日 神奈川新聞掲載

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アロエベラの手入れをする田丸さん
アロエベラの手入れをする田丸さん

 のどかな田園風景が続く横浜市泉区和泉町。その一角にある「田丸園」は県内で唯一、アロエ栽培を専業としている。同園を営む田丸孝さん(70)は、「こだわりは、地下60メートルからくみ上げる水と有機肥料。口に入るものだから、消毒剤や殺虫剤は一切使いません」と胸を張る。

 田丸さんが育てるアロエは2種類。細長く葉肉がわずかで苦みがある「キダチアロエ」と、肉厚で葉肉が多い食用向きの「アロエベラ」。特にアロエベラは、透明な葉肉がデザートとしても人気だ。どちらも整腸作用や血圧低下などに効能があるという。


アロエベラの切り口。葉肉はヨーグルトなどとともに食べ、残った皮はネットなどに入れてアロエ風呂に。その昔、クレオパトラも好んで入ったといわれ、エキスで肌がすべすべになるとか
アロエベラの切り口。葉肉はヨーグルトなどとともに食べ、残った皮はネットなどに入れてアロエ風呂に。その昔、クレオパトラも好んで入ったといわれ、エキスで肌がすべすべになるとか

 稲作農家だった父親に代わって家業を継いだのは1981年。米作りの苦労を知っていただけに、米に代わる農作物を求めて都内の植物市場で半年ほど働いた。そこで出合ったのがアロエだった。ちょうど、アロエが健康食品として注目され始めた頃。栽培が盛んな、愛知県・渥美半島や静岡県・伊豆半島の農園で基礎を学び、肥料や土壌作りなどの栽培法は独自に編み出した。「競争相手が多かったからね」と振り返る。

 ブームに乗じて手を広げた園芸農家は県内にもあったが、質の高い商品が県外から入ってくるようになり、やめてしまったところがほとんど。そんな中、田丸さんは、“アロエ一筋”を貫いてきた。葉を食い荒らすアブラムシなどの駆除はすべて手作業で行い、葉の色つやを出すためにハウスの室温は冬場でも10度程度に保っている。


アロエベラは肉厚で苦みが少ない。表面の皮をむいて、透明の果肉部分はヨーグルトのトッピンぐに最適
アロエベラは肉厚で苦みが少ない。表面の皮をむいて、透明の果肉部分はヨーグルトのトッピンぐに最適

 育てたアロエは、直売のほかインターネットで販売。美容や健康に関心が高い、30~70代の女性客が圧倒的に多く、リピーターがほとんどだという。アロエを使って化粧水を作ったり、ヨーグルトと一緒に食べたり、楽しみ方はさまざまだ。田丸さんのもとには、「肌荒れが無くなった」「シミやシワが薄くなった」「便秘が改善した」といった声も届く。

 「アロエは天然の健康食品。効果は人それぞれだけど、たくさんの人に喜んでもらえることが、何よりも励みになる」と笑顔を見せた。

★お薦め品

◇アロエベラ 1枚(400~500グラム前後)400円

◇キダチアロエ 6号鉢700円

 

※いずれも直売価格


アロエベラは1枚400~500グラム前後で400円
アロエベラは1枚400~500グラム前後で400円

キダチアロエは6号鉢、700円~
キダチアロエは6号鉢、700円~

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


田丸園

住所 横浜市泉区和泉町154
アクセス 横浜市営地下鉄下飯田駅徒歩17分、相鉄線ゆめが丘駅徒歩20分。駐車場あり
電話 045(800)0820
営業時間 4~9月=午前8時半~午後6時/10~3月=午前9時~午後5時(いずれも祝日を除く月曜は午前11時~)。昼休みあり。
定休日 年末年始休み
公式HP http://www.aloemania.jp

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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