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10月には貴重な生ローゼル

  • 2017年10月12日 神奈川新聞掲載

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菊地さん
菊地さん

 もともと花や植物が大好きだった菊地洋子さん(70)は、まだハーブが珍しかった1990年にハーブコーディネーターの認定を受け、カルチャー教室などでその魅力を伝えていた。だが当時は教室で使うための教材用フレッシュハーブがなかなか手に入らなかったことから、近隣の寒川町・宮山地区の遊休農地を借りてハーブを育て始めた。今では栽培一本に集中し、約4千平方メートルの敷地でカモミールやレモングラス、ラベンダー、ニンニク、ショウガなど約20種類におよぶハーブ類を生産。「百花(ひゃっか)香房(こうぼう)」の屋号で出荷している。


ローゼルの花
ローゼルの花

 この時季は県内でも珍しいアオイ科フヨウ属の植物、ローゼルの収穫が最盛期を迎えている。ローゼルは、南国の花として知られるハイビスカスの近縁種でハーブティーなどに用いられることが多い。菊地さんは「アフリカ西部原産の熱帯植物なので、とにかく種まきの時期を見極めるのが難しいですね。耐寒性がないため、あまり遅いと実にならず枯れてしまい、収穫できないんです」と話す。


収穫したローゼル
収穫したローゼル

 栽培は約10年前から約700平方メートルの敷地でスタート。有機質をたっぷり含んだ軟らかい土に、あまり間隔を空けずに種まきを行うと、草丈約1・5メートルほどに育つ。茎は直径約5センチと細く、根元が倒れやすいのが難点。9月に入るとオクラの花にも似た美しい花を咲かせ、花が咲いた後に大きくなる赤い実を収穫する。実の中にできる種を取り除き、萼と苞(がくほう)の部分を乾燥させるとおなじみのハーブティー「ハイビスカスティー」になる。


生ローゼルのがくの部分
生ローゼルのがくの部分

 1年を通してドライローゼルの販売(1袋20グラム200円)は行っているが、10月末までは貴重な生ローゼルが直売所に並ぶ。「ジャムやソースを手作りするには生ローゼルを使います。ビタミンCやクエン酸をたっぷり含んだ、この時季ならではのローゼルの風味を楽しんでください」


ビタミンC、クエン酸、リンゴ酸などの成分が含まれている「ハイビスカスティー」。爽やかな酸味と美しいルビー色が特徴。ハチミツを混ぜたり、炭酸水で割ったりすると飲みやすい。
ビタミンC、クエン酸、リンゴ酸などの成分が含まれている「ハイビスカスティー」。爽やかな酸味と美しいルビー色が特徴。ハチミツを混ぜたり、炭酸水で割ったりすると飲みやすい。

★お薦め品

◇生ローゼル 1袋約300グラム 300円


乾燥したもの
乾燥したもの

ここで買える

JAさがみ わいわい市寒川店

 寒川町宮山233の1。JR相模線寒川駅徒歩10分。午前9時半~午後5時(3~9月は同6時)。第3水曜休み。電話0467(72)0872。

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


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