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産地直売 カワハギ
秋の肝が太り刺身が絶品

  • 2017年11月9日 神奈川新聞掲載

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船長の梶ケ谷さん
船長の梶ケ谷さん

 秋になると越冬のために栄養分を蓄え、肝がパンパンに太るカワハギ。肝をあえた刺し身は絶品の味わいで、鮮度の良さがものを言う。相模湾の東部に位置し、一年を通して豊富な魚介類が水揚げされる長井漁港(横須賀市)に、気軽にカワハギ釣りが楽しめる釣り船があると聞き、早速、同乗した。

 同港で、約50年釣り船を営む「儀兵衛(ぎへえ)丸」。午前7時、愛好家7人とともに、最初の長井沖ポイントに向かった。船長の梶ケ谷孝宏さん(53)の「(海底)12メートルです」のアナウンスでスタート。餌となるアサリのむき身を針に付け、一斉に釣り糸を垂れると、わずか10分ほどで三浦市から来た常連男性が、12センチほどのカワハギを釣り上げた。


一番大きいカワハギを釣った釣り客の北林さん
一番大きいカワハギを釣った釣り客の北林さん

 カワハギは海底の砂と岩礁が混じるような環境に生息する。小さなおちょぼ口で餌をついばむため、釣り手に“アタリ”が伝わりにくく、餌だけ取られることもしばしば。そんなことから釣り人の間では「餌取り名人」とも呼ばれる。

 オモリを海底に付けた状態でさお先を上下させて餌を動かしたり、釣り糸をゆるめて餌を沈めたりと、好奇心旺盛なカワハギを仕留めるにはさまざまな方法がある。「カワハギは奥深いので、“ハマる”釣り人が多いですよ」と、梶ケ谷船長。

 その後、約30分おきに釣り場を移動。約4時間のうちに、7人で大きさ15~28センチのカワハギを95匹釣り上げた。カワハギの成魚は20~25センチほどで30センチを超えれば大型だ。梶ケ谷船長は「(漁場保全のため)15センチ以下の小型は釣っても、海に戻してもらってます」とマナーを強調する。

 儀兵衛丸は、三浦半島で唯一、カワハギ狙いの半日船を日々出船。貸しざおは無料(餌、仕掛けなどは別途有料)で初めての人でも気軽にチャレンジできるのが魅力だ。「身も太り、最もおいしい旬を迎えています。初心者や長時間の海上が不安な人も、家族や仲間とワイワイ楽しんでください」


船宿
船宿

内蔵をつぶさず取り除く

【食・Point】

 船宿で母・春江さん(75)に食べ方のこつを聞いた。「カワハギの皮はザラザラとして硬いので、その名の通り、はぎ取るようにするときれいにむけます。肝を取り出し、“苦玉(内臓)”を絶対につぶさないで取り除くのがポイント。包丁で細かくたたき刺し身にまぶすと、肝のトロリとした濃厚なコクと白身の食感が相まって口中にうま味が広がる。小型なら煮付けや唐揚げもおいしいですよ」


カワハギの刺し身(肝かけ)
カワハギの刺し身(肝かけ)

食べ方のコツを教えてくれた孝弘さんの母の春江さん
食べ方のコツを教えてくれた孝弘さんの母の春江さん

ここで買える

長井水産直売センター

☆横須賀市長井5の24の7。同駅からバスで長井小学校下車1分。午前8時半~午後4時半。火曜休み。電話046(858)1020。

長井のカワハギ:20センチ以上100グラム150円~


長井水産直売センター
長井水産直売センター

◇半日船(午前7時/11時半出船、各4時間)

◇1人5千円、女性・高校生4500円、中学生以下3千円、親子ペア6500円(子どもは中学生以下)。追加料金(1人3千円ほか)で一日船(通し)にもなる。

※当日受け付け。グループの場合、前日の午後7時までに連絡すれば釣り座を配慮。


半日でも気軽に楽しめる
半日でも気軽に楽しめる

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。価格などは変わっている場合があります。


儀兵衛丸

住所 横須賀市長井5の3の5
アクセス 京急線三崎口駅からバスで不断寺下車1分
電話 046(856)2758
定休日 第1・3・5金曜休み
公式HP http://gihee.com/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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