テーマ特集
フジロード散策2018③
口溶けなめらか黄身あん フジの花和菓子
- 2018年4月19日 神奈川新聞掲載
晩春から初夏にかけ、紫や白の愛らしい花を咲かせるフジ。藤沢市は1970年に「市の花」に制定し、市内の多くの公園に藤棚を設けています。今年の開花は例年より2週間ほど早く、今週から来週にかけて見頃を迎えそう。フジの名所を巡る「フジロード」散策と合わせて、イマカナスタッフお薦めのグルメスポットも楽しんで。(3/5)

1942年創業の老舗の和菓子店。フジの花を表面の黄身あんにかたどった県指定銘菓「栗こがね」が長年、老若男女から愛されている。
黄身あんは、蒸した卵の黄身を白あんにたっぷり練り込んだもの。口に入れると、ほろりと崩れ、口溶けは滑らか。上品な甘さの中に、黄身の濃厚な風味を感じられる。黄身あんの中には、こしあんを薄くまとった栗の甘露煮が丸ごと1個入っている。ボリュームがあり、茶請けなら2~3人で分けられる大きさだ。

店主の宮崎昇さん(71)は、「藤沢市の花であり、家紋でもある下がりフジを表現した。伝統的な味わいを、後世に伝えていきたい」と願う。
1個324円。箱詰めもある。

御菓子司 松月
住所 | 藤沢市藤沢575 |
---|---|
アクセス | 藤沢駅北口徒歩5分
|
電話 | 0466(23)1336 |
営業時間 | 午前9時半~午後7時 |
定休日 | 水曜休み |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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