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テーマ特集 日本クラシックホテル①
ホテルニューグランド 横浜とともに歩む

  • 2018年3月31日 神奈川新聞掲載

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 歴史を感じる建物と行き届いたサービスで、戦前からの伝統と格式を持つ「クラシックホテル」。横浜のホテルニューグランドや、箱根の富士屋ホテルを含む全国の老舗9ホテルが2017年11月、「日本クラシックホテルの会」(濱田賢治会長)を立ち上げました。同会加盟ホテルの魅力や、訪れた著名人との逸話を紹介します。(1/10)


 港町・横浜を象徴する横浜港と山下公園が目の前に広がる「ホテルニューグランド」。関東大震災の被災から立ち上がろうと、復興のシンボルとして1927年12月に開業して以来、長い年月、横浜の街と人々の暮らしの移り変わりを見つめてきた。開業時と変わらぬたたずまいの本館は、服部時計店(現在の銀座・和光)などを設計した建築家・渡辺仁によるもので、日本のクラシックホテルの代表例として名高い。


 山下公園に面した本館の正面玄関の回転扉を抜けると、レリーフや天女の織物で飾られたエレベーターに続く、ホテルのシンボル的存在の大階段が姿を現す。本館2階ロビーは、横浜家具を配置し、マホガニーの柱と合わせて重厚かつ優雅な空間を造り上げている。「現在も大部分は開業当時のまま残されています。映画などの撮影や、ロビーチャペル(挙式)に利用される歴史的空間です」と副支配人の谷口謙一郎さん(48)は話す。本館は2007年、近代化産業遺産に認定された。


 開業当時から、皇族、英国王族などの賓客や、チャリー・チャプリン、ベーブ・ルースら多くの文化人や著名人が宿泊。戦前は作家の大佛次郎が定宿とし、終戦とともにダグラス・マッカーサー連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官が執務室を置いたことでも知られる。



 伝統と格式のホテルゆえ、ホテル発祥グルメも多い。老若男女に愛されている「スパゲティナポリタン」や「プリン・ア・ラ・モード」「シーフードドリア」はここから日本中へと広まった。こうしたメニューの数々は、今もホテルで味わうことができる。

 戦前、戦後、平成と移りゆく時代の中で、真のホスピタリティと横浜ならではの文化を育んできた。谷口さんは「歴史と伝統を守りつつ、これからも変わることなくおもてなしの心を大切に、お客さまを迎え入れたい」と強調する。

【伝統のカクテル】YOKOHAMA


 昭和初期に横浜の夕焼けをイメージして作られた。1杯1458円(サービス料別。テーブルチャージ無し)

ザ・カフェ~春を感じる桜デザート


 ホテルニューグランドは、本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」で4月22日まで「桜デザートフェア」を開催している。「桜パフェ」(写真左、1458円)は、春を感じさせる桜や抹茶のアイス、口溶けのよい生クリームを贅沢(ぜいたく)に重ねた。「旬のイチゴや抹茶ケーキを飾り、ほんのり香る桜の塩漬けや桜ソースがアクセントになった、見た目も味も優しいパフェです」=同ホテル。

 テークアウトも可能な「桜モンブラン」(同右、594円)は、あずきのロールケーキにイチゴを載せ、マスカルポーネを使った桜クリームをたっぷり絞っている。「コーヒーや紅茶と一緒にお楽しみください」

 午前10時~午後9時L.O.。カフェを利用する場合は、別途サービス料10%。



ホテルニューグランド

住所 横浜市中区山下町10
アクセス みなとみらい線元町・中華街駅1番出口徒歩1分<br /> JR石川町駅徒歩13分
電話 045(681)1841

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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