かながわの「今」を楽しむ神奈川新聞の情報サイトイマカナ

  1. ホーム
  2. テーマ特集
  3. 蒲郡クラシックホテル 志賀作品で全国区

テーマ特集 日本クラシックホテル⑧
蒲郡クラシックホテル 志賀作品で全国区

  • 2018年3月31日 神奈川新聞掲載

シェア・新聞購入ボタン

 歴史を感じる建物と行き届いたサービスで、戦前からの伝統と格式を持つ「クラシックホテル」。横浜のホテルニューグランドや、箱根の富士屋ホテルを含む全国の老舗9ホテルが2017年11月、「日本クラシックホテルの会」(濱田賢治会長)を立ち上げました。同会加盟ホテルの魅力や、訪れた著名人との逸話を紹介します。(8/10)


 渥美半島、知多半島に抱かれた三河湾国定公園の中心に位置し、湾を一望する高台にそびえる格調高い城郭風の建築-。近代化産業遺産にも認定されている「蒲郡クラシックホテル」は変わらぬ風格で宿泊者をうならせる。

 名古屋の織物商、滝信四郎が1912年に創業した「料理旅館常磐館」が前身とされる。一方、現在のホテルの源流は、常磐館北側に34年開業した「蒲郡ホテル」。大蔵省と滝が資金を合わせて建設し、志賀直哉ら著名作家の滞在を無料にする代わり、作品中に蒲郡や常磐館を登場させる手法で保養地「蒲郡」の名を全国に知らしめた。


 アールデコの吹き抜けが特徴の玄関を入ると、地下1階と地上3階をつなぐクラシカルなエレベーターが目を引く。開業当時のままの黒光りする指針盤は、戦時中に日本陸軍病院として使われ、戦後は米軍に接収された。57年に昭和天皇と皇后の両陛下が宿泊されたロイヤルスイートルームは当時「36号室」と呼ばれ、バルコニーに出ると、眼下に輝く三河湾と天然記念物の竹島が一望できる。

 蒲郡市への売却を経て「蒲郡プリンスホテル」として87年に営業を再開。常磐館創業から100年の2012年、呉竹荘(浜松市)が事業を継承し現ホテルが誕生した。



蒲郡クラシックホテル

住所 愛知県蒲郡市竹島町15−1
アクセス JR東海道新幹線豊橋駅から東海道線蒲郡駅経由、タクシーで5分、豊橋駅からはタクシーで30分。東名高速音羽蒲郡インターチェンジから三河湾オレンジロードで15分
電話 0533(68)1111
公式HP http://www.classic-hotel.jp/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


この記事に関連するタグ

シェア、または新聞を購入する

テーマ特集まとめ

Instagram

@imakana777

かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!

ニュースサイト「カナロコ」へ