テーマ特集
日本茶の魅力探訪④
松田町に茶畑を所有 独自焙煎技術を考案
- 2018年5月19日 神奈川新聞掲載
春から夏への変わり目とされる八十八夜(今年は5月2日)も過ぎ、新茶の季節がやってきました。ゆったりと流れる時間の中で、神奈川県産ブランドの「足柄茶」をはじめ、さまざまな味わいのお茶を楽しんでみませんか?(4/6)

2015年にリニューアルオープンしたお茶の専門店。その2年後には農業参入し、現在約7千平方メートルの茶畑を松田町に保有する。
「お茶の未来を提案していきたい」と店名に逆さ読みをして「茶来未(ちゃくみ)」と名付けた代表で茶師の佐々木健さん(47)は、前職の料理人の感覚を生かし独自の焙煎(ばいせん)技術「十二微細分類製茶法」を考案した。「大根は部位によって味が異なり、調理法も変わる。茶葉も同じことです」と話す。味の違いなどから茶葉を12部位に分け、店舗に併設する工場で焙煎している。

お薦めの一品「丹沢大山茶」(80グラム1080円、近日発売)は、神奈川の水源となる森林を有する寄(やどりき)地区(松田町)の自社茶園で育てた茶葉のみ使用。うまみ・渋み・香りとバランスの取れた味わいのお茶だ。「お茶を通じてこれからも地産地消や耕作放棄茶園の再生に取り組んでいきたい」と佐々木さん。

同店ではほかに、足柄茶と湘南ゴールドの皮をブレンドしたお茶や、煎茶、健康茶、独自レシピのお茶アイスなども販売している。

茶来未
住所 | 藤沢市遠藤2526の25 |
---|---|
アクセス | JR辻堂駅北口または湘南台駅西口などからバスで遠藤松原下車2分
|
電話 | 0466(54)9205 |
営業時間 | 午前10時~午後6時 |
定休日 | 無休(年末年始除く) |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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