テーマ特集
楽器を始めよう⑤
最古のオケ「雅楽」 和やかに合奏楽しむ
- 2018年6月2日 神奈川新聞掲載
6月6日は「楽器の日」。芸事は6歳の6月6日から始めると上達するという言い伝えにちなんで制定された記念日ですが、音楽と触れ合うのに年齢は関係ありません。世代を超えて楽しめるさまざまな楽器や、楽器に親しめるスポットを紹介します。(5/6)

雅楽好きの気の合う仲間が集まり2017年に設立。元日本雅楽会理事の鈴木治夫さん(71)を講師に、30~80代の26人が藤沢市内の小田急線沿いにある公民館などで月2回の稽古に励んでいる。



「雅楽は奈良時代に日本に伝わり、平安時代に完成した世界最古の“オーケストラ”です」と話すのは代表の松永耕作さん(53)。メンバーは、横笛の「龍笛(りゅうてき)」、縦笛の「篳篥(ひちりき)」、細い17本の竹を円形に配置した「笙(しょう)」の三つのパートに分かれ、楽器ごとのグループ指導や個別指導などで奏法を学び、合奏を楽しむ。雅楽の歴史や笑いを交えた稽古は、終始和やかな雰囲気だ。
「息を吸ったり吐いたりして和音を奏でる笙は入門者向け。龍笛は極めるのが難しいですが、やりがいがありますよ」と松永さんは勧める。
★藤沢市内の公民館などで、第1・3土曜午後2~6時(各楽器2時間)。

記者が体験してみた
龍笛と篳篥は息が続かず、腹筋にも効き体力勝負。笙は音が出しやすく、初めて吹いた自分の音に「パイプオルガンみたい!」と感動しました。(吉)
境川楽所
電話 | 080(4937)9144 |
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[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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