推し
楽器を始めよう⑥
小さな木笛コカリナ 鳥も一緒に歌い出す
- 2018年6月2日 神奈川新聞掲載
6月6日は「楽器の日」。芸事は6歳の6月6日から始めると上達するという言い伝えにちなんで制定された記念日ですが、音楽と触れ合うのに年齢は関係ありません。世代を超えて楽しめるさまざまな楽器や、楽器に親しめるスポットを紹介します。(6/6)

コカリナは「桜の木でできたオカリナ」に由来するハンガリー発祥の木製の笛。手の中に収まるほどのソプラノコカリナからワインボトルほどのバスコカリナ、さらに大きなコントラバスまで大きさはさまざまだが、誰でも簡単に音が出せ、木の優しい音色を気軽に楽しめるのが魅力だ。


コカリナ奏者の石川玲子さん(65)の指導の下、11人の愛好者が月2回、2時間の練習に励む。さまざまなコカリナでの合奏は、柔らかな澄んだハーモニーが響き合う。小さな楽器だけに「息づかいで音程が変わってしまうところが難しくもあり魅力」だという。
12年前に会を創設した渋谷世津子さん(53)は「山の中で練習していたら鳥が一緒に鳴きだして感動した」と目を輝かせる。目下6月の演奏会に向けて練習にも熱が入る。
★城山保健福祉センター(橋本駅からバスで城山総合事務所入口下車10分)、または堺市民センター(JR相原駅東口徒歩6分)で、毎月第2・4月曜午後2~4時。見学・体験は随時受け付けている。
記者が体験してみた
ネックレスのようなかわいらしさで木の手触りも心地よいソプラノコカリナ。簡単に“ピー”と音が出たので、気をよくして合奏に加わってみると、あれ? 私だけ音程が違う。でも息の量に少し気を付ければ大丈夫。小鳥と共演できたら楽しいだろうなあ…。(庄)
相原コカリナの会
電話 | 090(6473)9859 |
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[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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