６月１８日は「おにぎりの日（※）」。おなじみの「サケ」や「梅」などの定番から具材に地元特産品を使用した商品まで、さまざまな「おにぎり」に込められた作り手の思いなどを紹介します。身近な存在だからこそ、味わってみませんか。（１／５）

　

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大きな通り沿いにあるユニークな時計とお米の店。梅やサケなど定番のほか、「東海道川崎宿三角おむすびレシピコンテスト」の優勝作品を販売している。

　４回目となる今年、優勝したのは「かわさき餃子（ギョーザ）みそチーズおむすび」（１１０円）。川崎名物「かわさき餃子みそ」と、角切りのベビーチーズをご飯に混ぜ、のりは川崎の「川」の字をイメージ。チーズのまろやかさが味のアクセントになっている。同店では、予約すれば過去３回の優勝・準優勝作品も購入が可能だ。

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　ところで気になるのが、同店の“時計とお米”という組み合わせ。時計職人歴３０年の店長、毛内（もない）正次さん（６０）は、独立前、おにぎり店をよく利用していたという。「時計屋って入りにくいでしょ。おにぎり屋は入りやすいし、日常の一部になることもある。そういう店になれたらいいなと思って」と取り扱いを決意。「時計の調子が悪いとき、おにぎり屋さんを思い出してもらえれば」。毛内さんは屈託なく笑った。

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