酵素玄米、こうじカレー、パフェ、日本酒、納豆…。日本人と切っても切れない関係の発酵食品。人気のカフェやジュース作り教室などを訪ねました。暑い夏、発酵パワーで乗り切りましょう。（１/７）

---

【シロクマ食堂】女性に人気の隠れ家風カフェ

　２０１３年のオープン以来、隠れ家のような雰囲気と居心地の良さで、女性を中心に人気の絶えないカフェ。従来の玄米ご飯に一手間加えた“酵素玄米（発酵玄米）”が食べられる「ベジプレート」（ランチ１２００円）が評判だ。

　玄米に小豆と塩を加えて圧力鍋で炊き上げ、数日間保温してできる同店の酵素玄米は、モチモチとして軟らかく、ほんのりとした塩味でそのままでも十分おいしい。寝かせている間に玄米の持つ酵素が働き、栄養価とうま味がさらに高まるのだという。

---

　「自分が食べたいと思う“普通のご飯”を食べられる所をつくりたくて」と話す店主の天沼香代さん（５１）。一皿に盛られた総菜は、唐揚げ風の味付けが後を引く車麩（くるまぶ）のフライと、新鮮な野菜が中心。「残す人が少ない」のは、手の込んだ“普通のご飯”の実力だ。

→【関連記事】「元祖へっころ谷・藤沢」発幸パフェで夏乗り切る　手打ちほうとうの店

---

---