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テーマ特集 ”文明開化”を味わう②
愛され続ける象徴の味

  • 牛鍋元祖・太田なわのれん(横浜市中区)
  • 2018年9月29日 神奈川新聞掲載

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 明治改元から150年。開港の地・横浜で生まれ育った“文明開化の味”をはじめ、明治期に建てられた施設や創業の店などを紹介します。当時に思いをはせながら、ゆったり味わってみてはいかがでしょうか。(2/6)

【牛鍋元祖・太田なわのれん】創業150年、横浜発祥の味守り抜く


最高級の和牛ロースを使う「ぶつ切り牛鍋」(1人前6370円、サービス料別途、注文は2人前から)。写真は3人前
最高級の和牛ロースを使う「ぶつ切り牛鍋」(1人前6370円、サービス料別途、注文は2人前から)。写真は3人前

 文明開化を象徴する横浜発祥の料理「牛鍋」。店の入り口に“縄のれん”が掛かる明治元(1868)年創業のこの老舗は、炭火のしちりんにかけた底の浅い鉄鍋で、ぶつ切りにした牛肉、みそ、ネギをぐつぐつ煮込むスタイルを、当時から今も変わらず守り抜く。

 牛鍋はイノシシ肉をみそで煮込む「ぼたん鍋」をヒントに考案された。酒好きの初代店主がほろ酔い気味で調理場に立ち、肉を薄く切ることが面倒とぶつ切りにしたことが、かえって評判を集めて店は繁盛した。

 仲居さんが手際良く作ってくれた熱々を口に運ぶと、あふれ出す肉汁とみその甘みが調和して、まろやかな味わいになる。味が濃い印象の見た目とは違い、さっぱりとした風味が、世代を超えて愛され続けている理由だ。


 創業当時の貴重な鉄鍋について説明する7代目の青井さん
 創業当時の貴重な鉄鍋について説明する7代目の青井さん

 7代目の青井茂樹さん(64)は「今年で創業150年。これも、店の味を次世代へとつなげてくれるお客さまのおかげです」と感謝の思いを口にした。



牛鍋元祖・太田なわのれん 

住所 横浜市中区末吉町1の15
アクセス 京急線日ノ出町駅徒歩7分
電話 045(261)0636
営業時間 平日午後5~10時。土日・祝日正午~午後3時、同5~9時。要予約
定休日 月曜と第1、3日曜休み
公式HP http://www.ohtanawanoren.jp/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。

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