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推し ”文明開化”を味わう⑤
和洋折衷の建築美

  • 小田原邸園交流館「清閑亭」(小田原市)
  • 2018年9月29日 神奈川新聞掲載

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 明治改元から150年。開港の地・横浜で生まれ育った“文明開化の味”をはじめ、明治期に建てられた施設や創業の店などを紹介します。当時に思いをはせながら、ゆったり味わってみてはいかがでしょうか。(5/6)

【小田原邸園交流館「清閑亭」】明治39年建築の国登録有形文化財


 戦国武将の黒田官兵衛から数えて14代目の黒田家当主、黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸として明治39(1906)年に建てられたとされる国登録有形文化財。

 英国ケンブリッジ大学で学んだ長成の邸宅は、数寄屋造りを基本に、ティールームを設けるなど和洋折衷で格式張らない。吟味された木材が使用され、クジャクや菊が描かれた板戸や、波と千鳥をモチーフにした欄間など、日本建築の美しさが残る。


杉材の木目を景色に見立てた菊が描かれた板戸
杉材の木目を景色に見立てた菊が描かれた板戸

 関東大震災後に増築された2階からは、相模湾や箱根山麓、小田原の町が一望できる。

 見学と合わせ、主座敷で庭園を眺めながら味わえるカフェメニューも用意する。地元で作られるもなか・あんが付いた「抹茶」(600円)と、スコーン付きの「侯爵の紅茶」(900円)が人気だそう。施設の運営を行う「小田原まちづくり応援団」のスタッフは、「ヨガや展示、清閑亭を軸にしたまち歩きなども開催します。この雰囲気を気軽に味わいにきてほしい」と話す。



小田原邸園交流館「清閑亭」

住所 小田原市南町1の5の73
アクセス 小田原駅徒歩15分
電話 0465(22)2834
営業時間 午前11時~午後4時
定休日 火曜休み
公式HP https://machien5.exblog.jp/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。

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