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テーマ特集 神奈川の海苔⑥
盛んだった地場産業を今の世に

  • 川崎の海苔づくり資料室(川崎市川崎区)

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 豊かな海が育むノリ。県内では今も養殖が行われ、歴史が受け継がれています。2月3日の「のり巻きの日」、6日の「海苔の日」(ともに全国海苔貝類漁業協同組合連合会制定)にちなみ、産地やおいしい商品などを紹介します。(6/6)


NPO法人 川崎の海の歴史保存会


ノリ養殖の歴史を継承


東扇島東公園かわさきの浜での、ノリ養殖「棒立て」作業風景
東扇島東公園かわさきの浜での、ノリ養殖「棒立て」作業風景

 かつて川崎で盛んだったノリ養殖の歴史を残そうと、携わっていた人たちが1993年に設立。毎冬、小学生向けの体験教室などを行っている。

 川崎の海は、多摩川の真水と海水がちょうど良く混ざり、良質のノリがとれた。後に工業化で埋め立てが進み、71年には漁業権を放棄、漁協が解散している。

 現在は東扇島東公園にある人工海浜「かわさきの浜」で養殖を行っている。節を抜いた6メートルの竹50本を浅瀬に立て、ノリの芽が付いた網を張ると2週間ほどでノリが育つ。収穫したものは、4月に開催される「かわさき楽大師まつり」や、10月の「みなと祭り」で、つくだ煮やみそ汁で味わうことができる。

 同保存会理事長の渡辺光一さん(75)は「川崎にも漁師がいて、ノリや魚がとれたという歴史を知ってほしい」と呼び掛けた。


厳島神社例祭「海苔祭」

 17日午前9時、若宮八幡宮(京急線川崎大師駅徒歩2分)。かつてノリ漁師を守ってきた「海苔弁天」が祭られている厳島神社の例祭。同9時からのり作り体験を行う(申し込み不要)。天日干しで乾燥させている間に、川崎大師周辺の観光やランチを楽しめる。前宮司の中村紀美子さんは「川崎のノリの歴史を残したい。お祭りとして楽しんでほしい」と話す。同神社電話044(222)3206。


べか舟
べか舟

川崎の海苔づくり資料室

 川崎の海の歴史保存会が寄贈したノリ養殖の伝統道具が展示されている。「漁協の解散が、のり作りが手作業から自動化するはざまの時期だった」と渡辺さん。手作業で一枚一枚のりを作っていた、かつての様子を知ることができる。


川崎の海苔づくり資料室

住所 川崎市川崎区東扇島38の1、川崎マリエン2階
アクセス JR川崎駅からバスで川崎マリエン前下車すぐ
電話 044(287)6000
営業時間 午前9時~午後9時
定休日 施設に準ずる

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。

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豊かな海で育む神奈川の海苔

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