とれたて
タケノコ
ながしま農園のタケノコ掘り体験、春の味覚を楽しもう
- ながしま農園(横須賀市)
- 2019年3月28日 神奈川新聞掲載

土の中から顔を出し始めると、春を感じるタケノコ。横須賀市で約80品種の野菜を育てるながしま農園では、毎年タケノコ掘りが体験できる。4月にかけてタケノコが生え始めるという約600坪の竹林の中を、同園代表の長島勝美さん(46)と次男の宙(そら)くん(11)が案内してくれた。
同園にあるのは孟宗竹(もうそうちく)など一般的に食用とされている竹。幹に太陽が当たるように毎年11月から翌年2月にかけて間引きをし、肥料をまく。土の中には地下茎が横に伸びており、その節ごとに出た芽がタケノコだ。
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「歩いていると足の裏に芽が当たる。その下にタケノコが植わってますよ」と長島さんが見つけ方を教えてくれた。地表約50センチ以内に植わっているので、地表から顔を出している芽や、盛り上がった土がタケノコのサインになる。足裏の感覚を頼りにタケノコを探していくのはまるで宝探しのよう。地表に小さく出た芽を見つけると、思わず「あった!」と声が上がった。

タケノコのある場所が分かったら、地下茎にたどり着くまでくわで掘る。くわが地下茎に当たったら、地下茎とタケノコを切り離して収穫。収穫したばかりのタケノコはふわふわの毛で覆われていてみずみずしく、今の時期はえぐみも少ない。この日収穫したのは300グラムほどのタケノコだが、旬の4月になると7~8キロほどの大きなものもとれるという。

長島さんお薦めの調理法は、タケノコご飯とタケノコのみそ汁。「米のとぎ汁とみその米こうじで自然とえぐみが抜けるので、下ゆでいらず。本来の風味も感じられます」と長島さん。旬は3月中旬から4月末。自分で掘ったタケノコで春の味覚を味わってみては。
タケノコ掘り
4月28日まで。予約不要。入園料400円、2歳以下は無料。1キロ600~800円(収穫した分だけ買い取り)。
ながしま農園
住所 | 横須賀市長沢6の41の8 |
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アクセス | 京急線YRP野比駅からバスで川原田下車4分
|
電話 | 046(848)2264 |
営業時間 | 日曜のみ営業。午前9時~午後3時(入場制限あり) |
備考欄 | 駐車場あり(なるべく公共交通機関を利用) |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。
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