とれたて
ブルーベリー
小川ブルーベリー園、茎まで赤い実がおいしい 7月から一般開放
- 小川ブルーベリー園(相模原市中央区)
- 2019年6月20日 神奈川新聞掲載

JR相模線番田駅から徒歩15分ほど。住宅街を抜けると、年間約20種類の野菜を育てる小川達也さん(68)、旬子さん(62)夫妻の農園がある。果樹園を営む旬子さんの姉妹のアドバイスで、何げなく育て始めたブルーベリーの畑は今や4千平方メートルまで広がった。
ラビットアイ系の中でも香りと風味が強い「モンゴメリー」、完熟時の味が非常に濃く、酸味がある「ティフブルー」をはじめ、8品種を育てている。
春になると、木の枝に淡いピンク色をした釣り鐘状の小さな花が咲く。その花の蜜を求めて飛んでくるハチたちや、ブルーベリーの木の根元に顔を出すツクシやスギナを見て「今年も良い実ができるのね、と安心します」と夫妻は言う。


7月から始まる一般開放では、さまざまな種類のブルーベリーを摘み取り、その味わいや香りの違いを感じることができる。「おいしそうだなと思った実を自由に摘んで、食べ比べてほしい。でも本当は、茎まで赤く色づいている実がおいしいんだよ」と達也さんが教えてくれた。
ブルーベリーをはじめ、ブドウやスモモの実の表面についている白い粉は「ブルーム」と呼ばれ、果実を雨や病気から守り、鮮度を保つための果粉だ。小川さんのブルーベリーは、このブルームが豊富で上質なことから、有名デパートに納品していたこともある。
一般開園していない時期も「学校の行事として摘み取りに来てくれる子どもたちや、地域の皆さんに心から楽しんでもらいたい」と日々、園内の手入れを欠かさない。

お薦め品

◇生食用ブルーベリー (120グラム)300円
(7月上旬から販売予定)
◇ブルーベリージャム 630円
ここで買える
JA相模原市農産物直売所ベジたべーな
住所 | 相模原市中央区青葉3の1の1 |
---|---|
アクセス | JR淵野辺駅からバスで和泉短大前下車2分
|
電話 | 042(851)3583 |
営業時間 | 午前9時半~午後6時 |
定休日 | 第1、3水曜 |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
ブルーベリー摘み取り

7月14日~8月下旬、午前9時~午後5時。1キロ2千円。当日までに予約が必要。長袖、長ズボンの着用をおすすめ。駐車場あり。
※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。
この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!