推し
美しい陶器③
ミカンの枝の灰釉使い透明感あふれる陶器♡シンプルで美しい作品も
- 工房「橙」(小田原市)
- 2019年10月19日 神奈川新聞掲載
美しい陶器は、秋の味覚を盛り付けても、愛(め)でるだけでも楽しいもの。県内の陶芸家や体験教室を訪ねました。(3/6)

【工房「橙」】海沿いの町・根府川にある陶芸家・鈴木隆さんの工房
陶芸家・鈴木隆さん(54)の工房「橙」は、海沿いの町・根府川にある。父の代までミカン農家をしていたこともあり、ミカン小屋を改装した。ミカンの枝の灰釉(かいゆう)を使った透明感あふれる作品のほか、シンプルで美しい作品を多数手掛けている。

かつてサラリーマンをしながら陶器作りをしていた鈴木さんが、徐々に陶芸にのめり込んだ理由は「悔しさ」。成形した後に焼く作業が入ることで、形や色などが思った通りに仕上がらないのだ。
2000年に会社を辞めて陶芸家として歩み出してからも日々実験の繰り返しだが、思い通りにいかないことが陶芸の魅力でもあると語る。
「自分の個性は、器の曲線などに自然と表れるくらいでよい。器は使う物なので、使いやすさを大切にしている」と穏やかにほほ笑んだ。

工房 「橙(だいだい)」
住所 | 小田原市根府川496 |
---|---|
アクセス | JR根府川駅徒歩5分
|
電話 | 080(5066)0233 |
営業時間 | 午前10時~午後6時 |
定休日 | 不定休 |
公式HP | https://glass-studio-daidai.net/ |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
この記事の関連まとめ
この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!