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創業130年に近いお店⑥
【だるま料理店】揚げたての天ぷらをつゆにくぐらせた天丼
- だるま料理店(小田原市)
- 2020年2月1日 神奈川新聞掲載
2月1日、神奈川新聞社は創業130周年を迎えます。県内各地の〝同級生〟に近いお店を紹介します。(6/6)

【だるま料理店】老舗の味を守りながら、変化していく日本料理店
1893(明治26)年創業の日本料理店。
初代・達磨仁三郎(たつまにさぶろう)が建てた店は関東大震災で倒壊したが、二代目・廣澤吉蔵(きちぞう)により再建。網元だったため、当時大漁のブリで得た資金をつぎ込んだ。繊細な細工が所々に見られる美しい建物は、現在、国の有形登録文化財に指定されている。また、戦時中には銅製の立派な看板が没収されるなど、時代の波にもあおられた。




約40年にわたり店の歴史を見てきた料理長の星崎正一さん(60)は、「今が転機」と話す。現在の社長は歴代初の女性。代々経営のやり方は異なるが、アットホームな雰囲気だという。今年7月から開催されるオリンピックに向け英語のメニューを用意するなど、未来へも目を向けている。

創業から続く天丼は、揚げたての天ぷらをつゆにくぐらせるのが特徴。ごま油で揚げているため、素材のうま味だけでなく、こくと香りも感じられる。老舗の味を守りながら、変化していく店の今後が楽しみだ。

だるま料理店
住所 | 小田原市本町2の1の30 |
---|---|
アクセス | 小田原駅徒歩7分
|
電話 | 0465(22)4128 |
営業時間 | 午前11時~午後9時(同8時L.O.) |
定休日 | 1月1~3日休み |
公式HP | http://darumanet.com/ |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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