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湘南ひらつか太古の湯グリーンサウナ・加川淳さん 閉館惜しむ声

加川淳さん
加川淳さん

 創業から49年。地元やサウナ愛好家らから愛された同施設が老朽化により、4月28日に閉館する。「多方面から閉館を惜しむ声があり、予想外の反響に驚くと共に感謝しています」と加川さん。より良いサービスのため尽力してきた。

 市民ランナーとしても本を出すほどの実力派で、同施設で月1回11年間「フルマラソン完走プロジェクト」を開催してきた。初心者から本格的な人まで走ることの楽しさを伝えてきた。「考え抜いての決断なので後悔はなく、未定ですが新天地でより良い施設としての再開の充電期間と今は考えています」と爽やかに語った。



今年1月に紙面で紹介した【湘南ひらつか太古の湯 グリーンサウナ】

加川さんの著書 「3時間を切るためにぼくがしたこと」

市民ランナーに実践的秘策

 「市民ランナー必携の書」とある通り、マラソンを趣味にする人たちへの実践的アドバイスが詰まっている。「トレーニングは土台づくり、走り込み、調整の『期分け』が重要」。自身のトレーニング理論や調整方法を紹介。走る喜びや健康管理にも触れている。

 1998年、留学していた米国のケープコッドマラソン大会を皮切りに国内外のマラソン大会に参加、フルマラソンを2時間台で完走する「サブスリー」を2008年の湘南国際マラソン大会で初めて達成したのをはじめ13回記録(2020年4月現在)。その秘策を伝授している。

 「子どものころから走るのは得意な方だった」という著者がマラソンにのめり込んだのは85年に当時30歳だった歌手の郷ひろみが2カ月程度のトレーニングでホノルルマラソンを完走(3時間38分31秒)したことに衝撃を受けて、だという。

 が、98年の初挑戦は惨敗。得た教訓が「完走するための土台づくりは、ゆっくり、じっくり、できるだけ長時間走ることから始めるべし」。99年のニューヨークシティーマラソンで郷に勝った。

 「体を冷やさない」が肝心、と体温を上げるショウガを称賛しつつ、実践トレーニングプランを詳細に記載する。著者は湘南ひらつか太古の湯グリーンサウナ社長。

(幻冬舎ルネッサンス 電話03・5411・6710、1155円)


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