とれたて
ブルーベリー
横浜・川戸農園の食味良い大粒ブルーベリー お薦めスムージーのレシピも紹介
- 川戸農園(横浜市戸塚区)
- 2020年6月25日 神奈川新聞掲載

プチッとはじけて、甘酸っぱい。夏の味覚、ブルーベリーの季節がやってきた。横浜市戸塚区で3代続く川戸農園。今年から新たにブルーベリーの観光農園を始めると聞き、27日の開園を前に訪ねた。
場所は国道1号から少し入った東俣野中央公園のすぐそば。車が行き交う国道のにぎわいからは打って変わって、豊かな自然に囲まれた農園だ。園主の川戸直樹さん(38)と妻の佳菜子さん(26)に案内してもらうと、園内は一般的な露地栽培とは異なり、数多くの鉢植えが整然と並ぶ、まるで園芸店のような光景が広がっていた。

「土の代わりに、保水性や排水性に優れた人工培地を使う『養液栽培』で育てている」と説明する直樹さん。タンクからパイプを通して、一つ一つの鉢に自動で液肥を与える栽培法で、ブルーベリーの生育に好適な環境を維持する。そのため、「露地栽培では収穫できるまでに4~5年かかるところ、1年半で成園化できた」と話す。実も大粒に育ち、食味も良いという。

直樹さんは農家を継ぐと決意してから、今後の営農の核となる新たな作物を模索してきた。親から継いだ野菜を大切に育てつつ、夫婦二人三脚で運営できる“養液栽培×観光農園”は、「高い生産性で作業効率も良く、理想的だった」とほほ笑む。

生産するブルーベリーは、ハイブッシュ系とラビットアイ系の多彩な品種で、全600本を栽培。地面に防草シートを敷いているため、歩きやすく、ベビーカーや車椅子を押しながら摘み取りも可能だ。
川戸夫妻は次なる構想も練っている。出張摘み取り園だ。「持ち運びができる鉢植えの利点を生かし、農園に来られない人にも楽しさとおいしさを届けたい」と目を輝かせて話した。
摘み取り
6月27日~8月下旬までの土日・祝日。午前10時~最終受け付けは午後3時。90分食べ放題。中学生以上1500円、小学生以下千円、2歳以下無料。摘み取り利用者に限り、土産量り売り100グラム350円。臨時で平日に営業する場合あり。詳細は同園[HP]に掲載。
川戸農園お薦めレシピ/ブルーベリースムージー(3人分)

材料
・ブルーベリー 20個
・イチゴ(中サイズ) 6個
・バナナ 1本
・牛乳(または豆乳) 200ミリリットル
・蜂蜜(またはオリゴ糖) 大さじ1
作り方
全ての材料をミキサーに入れて混ぜれば出来上がり。
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川戸農園
住所 | 横浜市戸塚区東俣野町838の2 |
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アクセス | 戸塚駅西口の戸塚バスセンターまたは藤沢駅からバスで諏訪神社前下車7分
|
電話 | 090(5338)3150 |
公式HP | https://kawato-nouen.com/ |
備考欄 | 駐車場あり |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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