推し 【絵本で考える平和】葉祥明美術館(鎌倉市)で触れる 色彩豊かな絵の願い
- 葉祥明美術館(鎌倉市)
- 2020年8月15日 神奈川新聞掲載
2020年8月20日公開 | 2020年8月15日神奈川新聞掲載

メルヘンチックな画風や犬のジェイクシリーズなどで知られる、絵本作家で画家の葉祥明(よう・しょうめい)さん(74)。長崎に原爆が投下された日の街を描いた「あの夏の日」(自由国民社、1760円)のほか、「地雷ではなく花をください」(同、1602円~)シリーズなど、デビュー当時から平和への願いを込めた作品を発表してきた。
→【まとめ・絵本で考える平和6選】書店、保育園、絵本作家、イラストレーターお薦め
2016年には、同年米国のオバマ前大統領が広島を訪れた際の演説を全文収録した「きみに聞いてほしい~広島に来た大統領~」(徳間書店、1760円)を発刊。「未来を生きる子どもたちに伝える本を」と、英訳するだけでなく子どもでも読めるよう、ジャーナリスト・池上彰さんが易しい日本語訳でつづった。心の通った言葉と、それに寄り添うような葉さんの色彩豊かな絵に、発刊当初から全国から反響が寄せられた。

【「あの夏の日」あとがきより】
「今、生きている私たちは、美しい自然と平和な地球を次の世代に手渡す責任があります。未来の子どもたちから、『あの時どうにかできなかったの?』と言われないように」



葉さんの手掛けた絵本は、葉祥明美術館の展示室で閲覧できるほか、ミュージアムショップ、葉祥明ネットショップでも販売している。
葉祥明美術館
住所 | 鎌倉市山ノ内318の4 |
---|---|
アクセス | JR北鎌倉駅徒歩7分
|
電話 | 0467(24)4860 |
営業時間 | 午前10時~午後5時 |
定休日 | 無休 |
備考欄 | 入館料600円、小中学生300円。31日まで、新作絵本原画展 きむらゆういち×葉祥明「花のすきな おおかみ」を開催中 |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
【新着記事】





【あわせて読みたい特集】

子どもたちの夏休み。トラックや精密測定機器の歴史を学んだり、リサイクル施設などで環境について考えたり。親子で社会見学...

休館中の博物館などのウェブサイトを紹介します。どの施設も魅力あふれるサイトを展開しています。〝予習〟をして、今から来...

2020年6月27日公開 | 2020年6月13日神奈川新聞掲載 窮屈だった生活から日常が戻りつつあるとはいえ、まだまだ。そこで気分...

新緑がまぶしい季節。虫たちにとっても、目覚めの時期。昆虫に関するさまざまな話題を集めてみました。身近な生き物の魅力に...

春の暖かさを感じる季節。花や緑も輝きを増しています。暮らしに彩りを添える植物を育ててみませんか。(全6回)
この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!