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とれたて タマゴ
小田原の養鶏場「春夏秋冬」の卵 熱々ご飯にかければ超絶品

  • 春夏秋冬(小田原市)
  • 2020年12月10日 神奈川新聞掲載

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つやつやの卵は、無洗卵かつ光沢剤不使用
つやつやの卵は、無洗卵かつ光沢剤不使用

黄身はもちろん、ゼリー状の白身もおいしい
黄身はもちろん、ゼリー状の白身もおいしい

 大学で法律を勉強し卒業後は銀行に入行、1年で退職して起業した会社は大きな収益を上げたが、リーマンショックのあおりを受けた。「倒産はしなかったがいろいろなものを失った」と語る檀上貴史さん(42)は立ち止まり考えた末、養鶏と農業を通じて自立したビジネスを行うと決めた。

 養鶏場の名前の由来は、「卵にも旬があり季節ごとに味わいが違うから」。濃厚な味になる春の卵は、お菓子作りに最適で、夏はあっさりとした味になる。秋冬も濃厚になるが、これらの味の変化は自家製の発酵飼料に使う原料によるもので、今の時季なら酒かす由来の濃厚さやサツマイモの風味を感じられるという。



 飼料には、虫食い野菜やくず米などの農業残渣(ざんさ)、米ぬか、酒かすなどの食品副産物のほか、賞味期限切れのかまぼこやパン屋の焼き損じなども活用する。

 自家製飼料が鶏の健康に良いのはもちろんだが、輸入飼料に頼れば、原油価格高騰などの外部環境に左右されることになり、檀上さんが目指す自立から離れてしまう。リサイクルしてごみを減らすなど、「社会的な課題にアプローチしながら循環型の養鶏と農業を実践する」ことが、檀上さんの大切にしている考えだ。



 網で囲っただけの自然に近い状態の鶏舎では、飼料の調達量に応じた数だけ鶏を飼育する。鶏舎内には余裕があり、過密によるストレスがないため、鶏たちは穏やかに過ごす。

 養鶏と農業を始めて8年になる檀上さんだが、「最初の4年は大変だった」と話す。近年はSDGs(持続可能な開発目標)により環境保全の価値観が社会に浸透してきたが、当時は説明しても理解してもらえないことが多かった。

 お薦めの食べ方は、卵かけご飯。「卵は少し加熱すると香りが立つので、熱々のご飯にかけて下さい」と檀上さん。季節を感じる卵を味わいながら、未来の環境についても思いをはせたい。


お薦め品

◇6個入り千円

◇10個入り 1500円

ここで買える

☆麦焼処 麦踏(小田原市)

☆ベーカリー アスラン(開成町)

☆湘南メルカート(藤沢市)毎週土曜のみ。
※通販でも購入可。詳細は[HP]。同施設、電話0465(46)8034

ここで味わえる

☆旅するコンフィチュール(横浜市)
春夏秋冬の卵黄とレモンを使ったレモンカードと、卵白を使ったメレンゲを販売。



春夏秋冬

住所 小田原市
公式HP http://niwatori88.com/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。


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