週末のススメ コロナウイルスのころなっちとぼく 「絵本で楽しく伝えたい」鎌倉の作家描く
- 2020年12月10日 神奈川新聞掲載

鎌倉市在住の絵本作家、近藤えりさん(48)が、コロナウイルスをテーマに描いた絵本「コロナウイルスのころなっちとぼく」を発刊した。
お母さんと買い物に行ったスーパーで、コロナウイルスの「ころなっち」に出会ったぼくが、ころなっちとの会話を通してコロナウイルスとの付き合い方を学んでいくというストーリー。自身の子育てや保育士経験を生かした近藤さんの温かい絵とともに、ころなっちは何者なのか、どうすればいいのかなどを、ぼくの視点からわかりやすく描いた。
![チャイルド社、作・絵:近藤えり、監修:宮澤正顯(近畿大学医学部教授)1540円。書店で注文またはチャイルドショップ[HP]へ](https://imakana.kanaloco.jp/archives/019/202012/5ccea70660b9c9d8a1a93c95a0e6e35b.jpg)
絵本が企画されたのは、コロナ禍の5月。「コロナウイルスから子どもたちを守りたい」という近藤さんと出版社の思いが重なり、異例の緊急出版だったという。一生懸命やっていても感染することもあり、それがいじめにつながったりすることも。大人の意識とは別に、子どもたちには楽しく伝えたいという思いで生まれた「ころなっち」。手に取った子どもたちは「ころなっち!」と自然に口にするようになったと声が寄せられた。近藤さんは「大人の言葉では伝わらないことも、絵本で楽しく伝えられたら」と願いを込める。読み聞かせなら2歳、自分で読むなら4歳から。大人も一緒に学べます。
☆チャイルド社、作・絵:近藤えり、監修:宮澤正顯(近畿大学医学部教授)1540円。書店で注文またはチャイルドショップホームページへ

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