テーマ特集
近場で非日常体験③
【箱根海賊船】冬の富士山を一望 豪華な船内にうっとり
- 箱根海賊船(箱根町)
- 2020年12月12日 神奈川新聞掲載

芦ノ湖を運航する船からの絶景は、まさに非日常。元箱根港から桃源台港へのルートが特にお薦めで、富士山と箱根神社の鳥居を同時に収めた写真を撮影できるほか、九頭龍神社の鳥居や箱根駒ヶ岳ロープウェーを眺めることもできる。
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1964年に初代「パイオニア」で運航を始めた海賊船。現在就航中の船は「ロワイヤルⅡ」「ビクトリー」「クイーン芦ノ湖」の3隻だ。昨年新造したクイーン芦ノ湖は7代目で、寝台列車「ななつ星in九州」のデザイナー・水戸岡鋭治さんが手掛けた。

船内の壁や天井には美しい模様が施され、クラシックな雰囲気が漂う。九州の組子細工や箱根の寄せ木細工を随所に取り入れた空間は上質感にあふれ、世代を問わずにくつろげる。特別船室にある豪華な玉座で、記念の1枚を撮影するのもお薦めだ。

「冬は空気が澄むので、景色が最もきれいな季節です」と箱根観光船の柴山奈那子さん。「船の内装は3隻全て違うので、ぜひ乗り比べて楽しんでほしい」と笑顔で呼び掛けた。

☆乗り場は箱根町港(箱根登山鉄道箱根湯本駅からバスで箱根町港下車すぐ)、元箱根港(同駅からバスで元箱根港下車すぐ)、桃源台港(同駅からバスで桃源台下車すぐ)。片道運賃1050円、小学生520円。往復運賃1930円、同940円。上記運賃に500円、同250円追加で特別船室の利用が可能(往復の場合は770円、同400円)。運航ダイヤ、航路などの詳細はホームページ。乗船に関する問い合わせは、運航部☎0460(83)7722。
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