2021年2月13日公開 ｜ 2021年2月6日神奈川新聞掲載

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　店主の野口徐子（しずこ）さん（７６）が１０年ほど前に始めたギョーザ専門店。戦時中、満州で暮らした夫の母から教わったギョーザを「おいしい」と食べる家族や友人らの笑顔が頭に浮かび、店名に「幸福」と付けた。その味と人柄が評判になり、たくさんの客がやってくる。

→【まとめ記事】焼き目パリッと皮はもちっと　神奈川の人気ギョーザ６選

　もちもちの皮で具がぱんぱんに包まれた大ぶりの焼きギョーザは焼き目がパリッと香ばしく、かじり付くと中から程よい肉汁が染み出す。大きめに刻んだシャキシャキの野菜と粗びき肉のうま味で、そのままでも十分美味。少し薄めの皮で包んだ水ギョーザもつるんとジューシーだ。「特別な事はしていないがとにかく材料だけは厳選している」という。

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　お薦めは「幸福定食」（１１００円）。焼きギョーザか水ギョーザが選べる上、豊洲から毎朝届く材料を使った刺し身や徐子さん手作りの煮付けなどの小鉢に、ご飯とみそ汁が付く大満足の一品。「お客さんに支えられてここまで来た。おいしい、ありがとうと言われるのが幸せ」とほほ笑む。

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