気になる 昆虫文化を子どもたちに伝える会・相模原 カブトムシ教材に「命の大切さ考えて」
- 昆虫文化を子どもたちに伝える会 代表・三宅潔さん
- 2021年2月18日 神奈川新聞掲載

相模原市内で飼育・採集したカブトムシを教材に、県内外でその生態や飼育方法、標本作りなどの講座や講演を行う三宅潔さん(73)。市の自然環境観察員として、環境保全などを目的としたボランティア活動も行っている。
城山地区に数カ所ある「カブトムシファーム」。栽培を終えたシイタケの菌床や、馬ふんなどの栄養を含んだ湿り気のあるおが粉の中は、カブトムシの幼虫にとっては快適な寝床だ。約600匹が成長へ羽化するまでの期間を過ごしている。
「カブトムシでなく他の虫でも、他の動物でもいいんです。生き物に興味を持つことによって、命の大切さや自然について考えるきっかけになればいいですよね」と三宅さん。
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同会では自然資源と集落や農地が一体となった〝里山〟の活用にも前向きだ。「安心して虫取りができる環境を整えられたら」と語る。「野生鳥獣が下りてこない豊かな山を作るために、個人が継続的に取り組める小さな行動を」と呼び掛ける。
YouTubeでは同会の活動と城山地区からの美しいパノラマ映像が視聴可能。昆虫、身近な環境問題についての相談は三宅さんの電子メール(kabuto-mushi@jcom.zaq.ne.jp)まで。

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