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湘南小巻ファームのカブ 2人で紡ぐ伝統野菜

  • 湘南小巻ファーム(平塚市)
  • 2021年3月11日 神奈川新聞掲載

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 南は平塚市街、北には大山を見渡すパノラマ。大磯町に通じる鷹取山最北の頂上部、原生林が残る自然保護区の中にある農園「湘南小巻ファーム」。園主の小巻秀任さん(38)が祖父から受け継いだ約6・5ヘクタールの農地で、400種類以上の伝統野菜・在来種・固定種の種を自家採取し、化学物質を使わずに森の落ち葉とカヤの栄養だけで毎年150種類ほどの野菜を育てる。

 今の時期は上品な薄紫色の「木曽紫かぶ」、鮮やかな赤色の「長崎赤かぶ」小ぶりで黄色の「黄かぶ」や「青首かぶ」など色とりどりの在来種カブがそろう。寒さで背が低くなった葉を引っ張ると、土の中から実の詰まった立派なカブが現れて驚く。



 「長崎赤かぶ」はきめが細かく酢が奥まで浸透しづらく、酢漬けにしてもシャキシャキ感が残る。黄カブは糖度が高く、炒め物にするとジャガイモのような味わいになるなど、それぞれ特徴がある。アブラナ科の葉野菜も旬で、アミノ酸が豊富でうま味の強い「カツオ菜」、根元のコブがてんぐの鼻に似ていることから祭事などに使われた「コブ菜」など、どれもしっかりと大地に根付き力がある。

 小巻さんは農業大学卒業後、研究者として農薬を開発する一方で、農薬を使わない農法を模索、2009年に農園を立ち上げた。日本古来の野菜は栄養価が非常に高いことを知り、日本全国を回って種を集めた。さまざまな農法を試す中で、幼い頃に祖父が農薬を使わずに立派な作物を効率よく収穫し、土地が衰えなかった記憶をたどり、その答えを森に見つけた。祖父の農法を踏襲し15年2月12日農業生産法人「湘南小巻ファーム」を設立。今年2月には森の生態系を守る仕事をしていた里美さんと入籍し、森と農がつながった。

 「昔からの野菜は家族の幸せや健康のために大切に守られ、生き残ったもの。役割があり文化だと思う。伝統野菜は気候変動にも強い。未来につなげたい」と2人はほほ笑む。

お薦め品



◇木曽紫かぶ 1袋180円~

◇長崎赤かぶ 1袋180円~

◇黄かぶ   1袋180円~

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ららぽーと湘南平塚 わくわく広場

農家カフェRaku

道の駅足柄・金太郎のふるさと


湘南小巻ファーム

公式HP https://www.shonan-komakifarm.com/

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。

※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。


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