うまい
上生菓子、和菓子
かわいらし過ぎて食べられない 和菓子處吉祥庵の上生菓子
- 和菓子處吉祥庵(寒川町)
- 2021年3月25日 神奈川新聞掲載

150年続く伊豆稲取の老舗の味を引き継ぐ和菓子店「和菓子處吉祥庵(寒川町)」。1992年に店主の黒田和比古さん(32)の父で、故・初吉さんがこの地に開いた。和比古さんは和菓子の品評会で6年連続入賞する腕前で、その職人技で作る、なんとも愛らしいインコや野鳥の上生菓子(300円)が「かわいらし過ぎて食べられない」と評判を呼んでいる。
→【関連記事】「ラメール洋菓子店」のロールケーキ しっとりふわっとしたスポンジに桜餡


鳥好きだった父の影響で自身も無類の鳥好きに。昨年の緊急事態宣言時にオカメインコを作ったのをきっかけに、文鳥やセキセイインコ、変わり種と徐々に種類も増えた。


平らな状態で鳥の色を配置したあんでこしあんを包み、布巾で絞ると立体的な鳥の形と柄になるのは驚きだ。種類により微妙に異なる形も表現する。
小豆で作るあんこは全て自家製で父から受け継いだこだわりの味。「店の品ほぼ全部を1人で作るので数は限られる。平日が狙い目。鳥好きがたくさん来てくれてうれしい」と和比古さん。わずか5センチ角のアートだ。

和菓子處吉祥庵
住所 | 寒川町倉見3830の7 |
---|---|
アクセス | JR相模線倉見駅徒歩1分
|
電話 | 0467(74)8247 |
営業時間 | 午前9時半~午後7時(当面の間、午前10時~午後5時) |
定休日 | 月曜定休 |
公式HP | https://www.instagram.com/kurokazu0714/ |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
オススメ記事⇩

1913(大正2)年創業の老舗和菓子店。今の時季はキクの上生菓子を限定販売している。 今年は「着せ綿」「重陽」(各3...
菓寮 東照 本店(川崎市川崎区)

四季折々の自然が楽しめる県立秦野戸川公園の中にある施設。門をくぐると日本庭園が広がり、一服できる休憩所、その先に茶室...
おおすみ山居(秦野市)

1921(大正10)年、中原街道沿いに和菓子店として創業した。3代目の椎野誠司さん(71)と4代目の長男の浩太郎さん...
菊野屋製菓舗(藤沢市)
この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!