2021年4月12日公開 ｜ 2021年4月3日神奈川新聞掲載

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　日本海軍のレシピを基に作った海軍カレーを包んだ「よこすか海軍カレーパン」（２６０円）。１９９９年から「カレーの街　横須賀」を掲げる中で生まれた、ご当地パンの１つだ。

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　大正１３年創業の歴史を持つパン店「法塔ベーカリー」では、約１０年前から販売を始めた。すでにさまざまな店が同じメニューを販売していた中での挑戦だったため、４代目専務の森柾人さん（４３）は「違いを出したい」と試行錯誤を重ねた。

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　レシピを練る中で出合ったのが、海老名市の酒蔵「泉橋酒造」の吟醸ぬかでできた米粉。米粉と国産小麦を合わせることで、甘味のあるもっちりとした食感の生地作りに成功。サクサクの自家製パン粉とたっぷりの中辛カレーを合わせ、店自慢のメニューが誕生した。

　発売直後には全国のご当地パンが集う「日本全国ご当地パン祭り」で人気投票１位に輝いた。今でも不動の人気を誇り、地元客や観光客らに長く愛されている。

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