うまい 「マルキュウ食堂」(横浜市金沢区)、1台3役の自販機 自慢のたれで味付け
- マルキュウ食堂(横浜市金沢区)
- 2021年6月3日 神奈川新聞掲載

1872(明治5)年に創業し、液体調味料の製造・販売を行う「武居商店」(横浜市金沢区)。自社製のたれで味付けした定食や麺類などを提供する「マルキュウ食堂」を昨夏、横浜マーチャンダイジングセンター(MDC)組合会館1階にオープンした。
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食堂には1台3役を担う自動販売機を導入。上段は自社製のたれ、中段には食券に見立てた〝食缶〟が並び、下段では飲み物を販売する。牛鍋定食、サンマーメン、レバニラ炒め定食など全7種類の中から注文したいメニューが明記された〝食缶〟を購入し、セルフサービスで食事ができる。売れ筋はボリューム満点の「スタミナ焼肉定食」(800円)。濃厚な甘辛いたれが肉とタマネギにたっぷり絡み、ご飯がどんどん進む。セットのスープや漬物の味付けも自社製品を使用。店内には、さまざまなたれが用意されており、サラダに掛けるなど好きなように試食し、気に入れば、自動販売機で購入できる便利な仕組みだ。

同社は2018年から、たれの自動販売機の設置を開始し、現在は同市内に6台設置する。昨春には横浜南部市場に直売所を開くなど、新たな取り組みに次々と着手。自社製品の開発やブランド展開を本格化させ、認知度向上に努めるのは6代目社長の武居順平さん(43)。今もなお、創業時の動物油脂製造業を受けて始めた革製品用の原皮を販売し、大手食品メーカー向けの調味料の生産も続ける。武居さんは「5代目の父が培ったたれの生産技術を生かし、小売業にさらに尽力していきたい」と意欲を見せた。
マルキュウ食堂
住所 | 横浜市金沢区幸浦2の26の1 |
---|---|
アクセス | シーサイドライン幸浦駅徒歩5分
|
電話 | 武居商店☎045(774)5331 |
営業時間 | 午前11時~午後2時 |
定休日 | 土日・祝日休み(MDCアウトレットセール開催日は営業、午前10時半~午後1時) |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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