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東芝未来科学館(川崎市幸区)の万年時計 和時計の最高傑作、レプリカ展示

  • 東芝未来科学館(川崎市幸区)

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2021年6月12日公開 | 2021年6月5日神奈川新聞掲載



 1851年、江戸時代末期に作られた和時計の最高傑作「万年自鳴鐘」、通称「万年時計」。2005年「愛・地球博」展示のための分解・復元プロジェクトで制作されたレプリカが、川崎駅近くにある東芝未来科学館(川崎市幸区)に展示されている。

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 オリジナルを製作したのは、東芝の創業者の一人、田中久重。和時計と洋時計、日付など6つの時計と鐘、天面は太陽と月の動きを再現した。歯車など千個以上の部品は全て手作りで、動力のゼンマイを一度巻くと約1年間動き続ける。当時の京都の職人が金細工や蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)などを手掛け、美術工芸品としても傑作だ。


機構を解説する展示。当時は日の出~日の入りを昼とする「不定時法」で、「一刻」の長さが時期により変わるため、時計は手動で調整していた。万年時計は自動で調整する最初の和時計で、プロジェクトで分解するまでその機構は謎だった
機構を解説する展示。当時は日の出~日の入りを昼とする「不定時法」で、「一刻」の長さが時期により変わるため、時計は手動で調整していた。万年時計は自動で調整する最初の和時計で、プロジェクトで分解するまでその機構は謎だった

宣教師により機械式時計が伝来。田中はゼンマイの技術で「茶運び人形」「弓曳童子」などを発明し、平和な江戸時代のエンターテインメントとなる。その技術を応用し、たくさんの和時計も製作した
宣教師により機械式時計が伝来。田中はゼンマイの技術で「茶運び人形」「弓曳童子」などを発明し、平和な江戸時代のエンターテインメントとなる。その技術を応用し、たくさんの和時計も製作した

 田中は49歳で蘭学や天文学を学び、53歳で当時の技術の粋を集めて万年時計を完成させた。復元に当たり、各部門の専門家や職人100人が集結したが、現代の知識や技術でも困難を極めた。


(左から)同館広報・アーカイブ担当の中島法子さん、同グループ長の林大作さん、木下さん
(左から)同館広報・アーカイブ担当の中島法子さん、同グループ長の林大作さん、木下さん

 美しく、不思議な魅力を放つ万年時計。「ぜひ科学館にご覧にいらしてください」と、同館広報・アーカイブ担当の木下成雄さんは話す。



東芝未来科学館

住所 川崎市幸区堀川町72の34
アクセス JR川崎駅徒歩3分
電話 044(549)2200
営業時間 午前9時半~午後5時(事前予約制)
定休日 日・月曜、祝日
公式HP https://toshiba-mirai-kagakukan.jp/
備考欄 入館無料

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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