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気になる ファッション発展の軌跡紹介 戦後日本ファッション史を考察する企画展

  • 2021年7月11日 神奈川新聞掲載

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 もんぺからサステナブルな近未来まで─。戦後の日本ファッション史を考察する企画展「ファッション イン ジャパン 1945─2020 流行と社会」が、国立新美術館(東京都港区)で開催中だ。時代を象徴する衣服を中心に、写真や雑誌、広告など約820点を展示。ユニークなファッションの発展の軌跡をたどり、社会との関連性を明らかにしながら日本ファッションの変遷を多角的に紹介している。

パジャマ・ドレス



 75年間を九つの章に分け、年代別に流行した装いを資料と共に展示。プロローグの戦前・戦中期では、日本人デザイナーの草分け的な存在だった田中千代さんの「パジャマ・ドレス」が目を引く。展示品の中で最も古く、1932年に発表された服だが、ボーダー柄と洗練された配色がエレガントだ。戦後は復興へと向かい、ファッションも新たな文化を取り入れていく。

 50年代は洋裁ブームが全国に広がり、多くの女性に洋装が普及した。50年代半ばから、日本映画は第2の黄金期を迎える。「真知子巻き」や「太陽族」ファッションなど映画をきっかけに流行が生まれた。湘南を舞台にした太陽族映画「狂った果実」(日活、56年公開)などの登場人物たちが着用していた衣装が並ぶ。

「ハマトラ」ファッション



 横浜発祥の「ハマトラ」ファッションもパネルで展示。元町商店街に本店を構えるブランドが定番で、フクゾーの洋服、ミハマの靴、キタムラのバッグを身に着けた中高生のスクールファッションだ。

 70年代以降、日本人のファッション・デザイナーたちは世界的に高い評価を得ていく。山本寛斎さんのジャンプスーツや、森英恵さんのオートクチュールドレスといった作品も見どころの一つ。

 同展では服を作るデザイナーだけでなく、服を着る消費者と両者をつなぐ新聞や雑誌、広告などメディアの動向にも着目した。

「渋カジ」「裏原系」



 80年代の「ツッパリ」男子学生が愛用した変形学生服をはじめ、90年代以降は流行の発信源が「街」に移り、「渋カジ」「裏原系」、渋谷・原宿に集まる高校生らの間から「渋谷系」「コギャル」などが生まれた。90年代のギャル文化を象徴する「ルーズソックス」もここから誕生した。

 おしゃれな一般人が「読者モデル」として流行を先導し、2000年代は奇抜な「ゴスロリ系」ファッションが日本独自の「Kawaii」文化として輸出された。

 本橋弥生主任研究員は「今回展示する315点の服飾品の多くがプライベートコレクション。初公開や今後見られない可能性が高いものもあります」と話した。




 9月6日まで。午前10時~午後6時(金・土曜は同8時まで)。火曜休館。日時予約制。一般1700円、大学生1200円、高校生800円。六本木駅徒歩4分。問い合わせは、ハローダイヤル03(5777)8600。


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