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推し 神奈川の妖怪伝説
横浜・青木神社に伝わるヌエ 宮司の松本小寿恵さんに聞く

  • 青木神社(横浜市港南区)

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月岡芳年「新形(しんけい)三十六怪撰」から「内裏(だいり)に猪早太(いのはやた)鵺を刺(さす)図(ず)」(国立国会図書館デジタルコレクション)
月岡芳年「新形(しんけい)三十六怪撰」から「内裏(だいり)に猪早太(いのはやた)鵺を刺(さす)図(ず)」(国立国会図書館デジタルコレクション)

言い伝え

 頭はサル、胴はタヌキ、四肢はトラ、尾はヘビの姿をした怪鳥。夜になると「ヒョーヒョー」という不気味な鳴き声で人間を怖がらせた。平家物語では源頼政が弓矢で射落としたとされ、世阿弥の能の演目になった。

「ヌエの宮」「盗っ人の宮」とも呼ばれる青木神社



 「ヌエの宮」「盗っ人の宮」とも呼ばれる青木神社。大岡川のほとり、青木橋のたもとに鎮座する。こぢんまりとしていながらも厳かな雰囲気に包まれる神社だが、なぜ、このような別名を持つのだろうか。

 「以前は対岸の高台にありました」と語るのは宮司の松本小寿恵さん(53)=写真。ある年、大雨による土砂崩れで神社は跡形もなく消え、現在地にそっくりそのまま移ってしまった。村人が元の場所に戻したものの、翌日またも現在地へ。何度戻しても移動するため、ヌエの仕業と伝わるようになった。「昔、境内にケヤキの大木があり、そこにヌエが隠れ住んでいたと信じられていたようです」と松本さん。「盗っ人の宮」と呼ばれるようになったのは、「ヌエの宮」がなまったとも、隣村の土地を盗んだからともいわれている。

 神社の所在地は、本来なら上大岡西地区にあたるが、社地だけが大久保だ。松本さんは言う。「もともとあった対岸の地名をそのまま引き継ぎ、今に至っています」

2021年8月5日公開 | 2021年7月24日神奈川新聞掲載




青木神社

住所 横浜市港南区大久保2の1の11
アクセス 上大岡駅徒歩4分
電話 森浅間神社、電話045(753)1840
公式HP https://www.city.yokohama.lg.jp/konan/shokai/bunkazai/minwa/minw-25.html
備考欄 神殿を拝観できる例大祭は9月17日。問い合わせは、青木神社を管理する森浅間神社へ。

[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。


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