とれたて
ブドウ
小田原・あらや農園のブドウ 地元で評判、糖度高く大粒でジューシー
- あらや農園(小田原市)

果物の直売とブドウ狩りやキウイ狩りが楽しめる「あらや農園」。1964年から続く小田原市の果樹農園で、2代目の園主・小澤和義さん(62)が丹精込めて育てたブドウの販売が7月末から始まった。
デラウェア、バッファローに続き、8月上旬からわせの巨峰が収穫期に。さらに藤稔、紅伊豆、シャインマスカット、ヌーベルローズ…と、約10種類の品種が9月末ごろまで楽しめるという。小澤さんは、「来年、再来年あたりにはさらに種類が増えているかな」と意欲を見せる。

苗を植えてから、初めて実がなるまで4年ほどかかるブドウを、地道に増やしてきた小澤さん。毎年ブドウを実らせるにも、やはり地道な作業が続くという。冬から剪定(せんてい)が始まり、芽かきや摘房、6月に入ると種なしにする工程や、鈴なりについたブドウの房から実を3分の2落として数を減らす摘粒などを行っていく。

雨に弱い実を守るためにプラスチックの傘をかぶせ、鳥に食べられないよう一つ一つ袋をかける。「袋をかけないと鳥の餌を作っているようなものだよ」と小澤さん。肥料に鶏糞(けいふん)やカキ殻などをなるべく使用したり、太陽の光が上下の両方から浴びられるよう地面に反射シートも使用したりと工夫を凝らす。「日中の温度が上がり、昼夜の寒暖差が生まれて、味も良くなった」と話す。
そうして実ったブドウは、糖度も高く、大粒でジューシー。地元でも評判で、お土産や贈答品として喜ばれている。「スーパーに並んでいるブドウは、県外の涼しい地域からやってくるものが多い。地元のブドウの旬の時季は思っているより早い」と小澤さん。ブドウ狩りは8月中旬から。夏の味覚としても、地元産のブドウを味わってみては。
お薦め品
◇巨峰 1キロ 千円~
◇収穫体験 8月中旬から。午後1~4時または3時まで。入園料1200円。要予約。
2021年8月6日公開 | 2021年8月5日神奈川新聞掲載
【オススメ記事】↓↓
「マル サン」(横浜市神奈川区)のキューバサンド カリッと香ばしい

あらや農園
住所 | 小田原市小竹1664 |
---|---|
アクセス | JR二宮駅からバスで隧道口下車すぐ
|
電話 | 0465(43)0597 |
営業時間 | 午前9時から売り切れ次第終了 |
定休日 | 不定休 |
公式HP | http://www.ozawa0109.jp/ |
備考欄 | 駐車場あり |
[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
※魚介類や野菜など生鮮食料品の価格・種類は、水揚げ量や収穫量、天候などの影響で変動します。
この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!