気になる 横浜・元町のギャラリー兼すし店にスケートボードの練習台 「三郎寿司あまね」(横浜市中区)
- 2021年8月30日 神奈川新聞掲載

東京五輪で新競技として採用され、日本人選手が男女共に金メダルを獲得し一躍注目を浴びたスケートボード。横浜・元町のギャラリー兼すし店「Gallery+Sushi三郎寿司(ずし)あまね」(横浜市中区)の店内にスケートボードの「ミニランプ」と呼ばれるハーフパイプ形の練習台が設置され、「あの派手な模様は何?」「いつから滑れるの?」と地元で話題を呼んでいる。
田口竜太郎さん(44)は40年以上続くすし店の2代目。すしを味わいながら絵画や立体作品を楽しんでもらいたいと2018年に開業、横浜にゆかりがある作家の作品を紹介してきた。
開業3周年を記念し、東京五輪をテーマにした展示を企画。自身も幼い頃から親しんだスケボーの練習台をアートにしようと考えた。ミニランプは縦270センチ、横500センチ、高さ65センチの本格的なサイズで、田口さんが設計し、スケーター仲間と手づくりした。直線的で紅白に配色された独特のデザインの滑走面は、東京五輪で一部のユニホームデザインにも携わった同市在住のアーティスト、澁谷忠臣さん(48)が手がけた。澁谷さんは「湾曲した立体物に描くのは初めて。滑る行為によって作品が完成する」と自身にとっても挑戦的な制作だったと話す。
ミニランプは年内は公開し、緊急事態宣言後は実際に滑れるよう開放する予定。田口さんは「専用の公園も整備されてきたが、練習場確保は難しい。ミニランプにアートを組み込むことで練習台が一つのアート作品になる実験的な企画。今後、環境と調和したスケートパークが増え、滑る人、滑らない人双方が共存できるとうれしい。たくさんの人に滑走を体験してもらいたい」と思いを込める。
Gallery+Sushi三郎寿司あまね
住所 | 神奈川県横浜市中区 元町1-37-4 |
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アクセス | みなとみらい線元町・中華街駅徒歩3分
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電話 | 045(298)3749 |
営業時間 | 正午~午後8時 |
定休日 | 月・火曜 |
公式HP | https://amane.gallery/https://amane.gallery/ |
備考欄 | 入場無料 |
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