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「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」開館10周年 軌跡たどる原画展開催、初公開作品も
- 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
- 2021年9月18日 神奈川新聞掲載

「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」が開館10周年を迎えました。「ドラえもん」をはじめ、数々の人気キャラクターに出会える場。未発表の作品も並ぶ、4期に分かれて行われる記念原画展を紹介します。


展示室Ⅱでは1950~90年代の発表年代別に「ドラえもん」「パーマン」などの原画が壁面に配置され、藤子F作品の軌跡をたどる内容になっている。中央には2つのテーマに沿った展示コーナーを設置。原画、テーマはそれぞれ約3カ月ごとに全て入れ替え、来年6月30日まで全4期を予定している。




原画はコミックなどの印刷物と違い、写植や修正跡、枠外のメモが生々しく残る。線の1本1本、細かい部分まで丁寧に仕上げられ、独特な迫力がある。優しい色合いのカラー原画は鮮やかで美しく、漫画とキャラクター、そして読者への愛情に満ちあふれている。





事務局長の森文彦さんお薦め「ぞうくんとりすちゃん」


「F先生の数ある作品の中で、希少な文字のない絵本。児童まんが家としての温かい眼差しを最も感じられる作品の一つです。また、当館の所々に水先案内人として登場します。ご来館時に探してみてください」
学芸部部長広報課兼務の小林順子さんお薦め「ミノタウロスの皿」


「F先生らしい、親しみやすい絵柄で描かれた問題作。読むたびに考えてしまう物語は、大人の方にお勧めです。3カ月ごとに異なるページが展示されるのも見どころ」
テーマ展示
第1期:~10月4日
「オールカラー!たのしいまんがへの扉」
「大長編ドラえもん 広がる夢と冒険の世界!見開きページ特集」
第2期:10月6日~1月23日
「SFギャグ&アドベンチャーまんが」
「大長編ドラえもん 新しい世界・新しい仲間出会いの名場面集」
第3期:1月29日~4月11日
第4期:4月13日~6月30日(各変更あり)

@Fujiko-Pro
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