推し
お月さまを見ませんか
新江ノ島水族館、海月(クラゲ)の特別展示開催 その日採れたクラゲも紹介
- 新江ノ島水族館(藤沢市)

透明な体をぷかぷか動かし、ゆらゆらと流されるままに触手をなびかせる姿はまさに海に浮かぶ月。優雅で愛らしい姿は見飽きることなく来館者を癒やす。



葉山御用邸が近く、昭和天皇がクラゲの研究者で度々来館したこともあり、1954年に「江の島水族館」として開館した当初から近郊で採集したクラゲを展示。何世代にもわたって繁殖させる技術を確立し、世界初のクラゲ常設展示館を開設。幻想的な展示でクラゲの魅力を発信してきた。現在は新種を含む50種ほどを趣向凝らして常設展示し、バックヤードを含めると100種を飼育、新種の発見や研究もする。




30年クラゲの飼育に携わる学芸員の足立文さんは「脳がなく心臓がない不思議な生き物。向こうから寄って来ない距離感、見た目とは裏腹に刺すのがユニークな魅力」とクラゲ愛を見せる。「空には月、海には海月(クラゲ)。展示をきっかけに興味を持つ人や研究者が増えれば」

※ク(9)ラゲの9(ク)月として、毎年クラゲの特別展示を行う。「えのすいクラゲ研究所」では毎日クラゲを採集し、その日採れた江の島周辺のクラゲの展示やクラゲチームの「調査・研究」を紹介する。








☆藤沢市片瀬海岸2の19の1。小田急線片瀬江ノ島駅から徒歩5分。午前9時(12月~2月は10時)~午後5時(最終入場は同4時)。☎0466(29)9960。一般2500円ほか。


この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!