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横浜ユーラシア文化館学芸員が生み出した「土偶マイム」 ナレーションに合わせはいポーズ
- 横浜ユーラシア文化館(横浜市中区)

「土偶マイム」(筒形土偶編)の動画はコチラ⇩
縄文時代の土偶などを全身を使って表現する「土偶マイム」を生み出し、国内外で披露している人物がいる。横浜ユーラシア文化館(横浜市中区)の高橋健さん(50)だ。考古学専門の学芸員だが、「白鳥兄弟」と名乗る大道芸人としての顔も持つ。「土偶マイムが考古学に関心を持つ入り口になってくれれば」と願いを込めて演じ続けている。


赤茶色の全身タイツと小道具を装着し、自作のナレーションに合わせてポーズを取っていく。亀ケ岡石器時代遺跡(青森県つがる市)から出土した「遮光器土偶」や原出口遺跡(横浜市都筑区)から出土した「筒形土偶」などレパートリーは約50にも及ぶ。全国の博物館や大道芸のイベントに出演しては笑いと学びを届け、国際学会でも好評を博した。

大学院生の時にパントマイムを始めた高橋さん。2009年に東京国立博物館で開催された「国宝 土偶展」で、土偶の奇想天外な造形に魅了され、土偶マイムを思い立った。土偶の写真を見せながら本物になりきって演じるが、観客は写真とポーズを見比べ、姿形の〝ズレ〟に面白みを感じ、笑いが沸き起こるという。高橋さんは「土偶を知るきっかけになり、博物館で本物を見たいと思ってもらえたらうれしい」と期待を寄せている。
土偶マイムはコロナ禍に伴い、今後の公演は未定。イベント出演する際は「白鳥兄弟」のツイッターで告知する。
2021年9月23日公開 | 2021年9月23日神奈川新聞掲載
横浜ユーラシア文化館
公式HP | http://www.eurasia.city.yokohama.jp/ |
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[おことわり]この情報は新聞掲載日時点での情報です。掲載日以降、内容に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
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